一点、私から願いたいのですが、今の日本の企業が戦前から見ると非常に不健全であるということは、一般論であります。しかし、それはそういうことではあるが、現実の問題で、企業は仕事をする上において自己資本を多くして借り入れを減らすということは、今言ったような議論で、それは好ましいことではあるが、しかし、今不健全な経営といわれているような方法をとって、借入金に依存する向きが多いということは、実際問題として、借り入れの場合、十億円の資本を借り入れによってまかなう場合には、金利を一割とすれば一億の利益があればいいのでありますが、しかも金利は損金に算入されるというのであるにかかわらず、一方、資本に組み入れて自己資本にすることによって、一割の配当を行
