一つの例として申し上げますと、例のベトナム戦争にしてもそうであります。アメリカがなぜベトナム、インドシナに武力介入をしたかといえば、アメリカの安全保障の問題ではないでしょう。アメリカが武力攻撃をベトナムから受けたわけじゃないのです。ああいう遠いところにある国が、しかもベトナムがアメリカの自衛のために非常に脅威であったという。わけはないのです。なぜあそこに出たかといえば、それは、あの国が共産主義なり社会主義の国になっては困るから、そういう国にしないために、かいらい政権をつくって、そして軍隊を出して、あのベトナム戦争をやったのじゃないですか。要するに、アメリカの国策あるいは外交方針というのは、国を防衛するという以外に、自由世界を守るとい
