どうも長官、きょうは別にあなたをいじめるつもりはありませんから、きょうは言いませんが、条約局長、このいわゆる領海の考え方ですね、これは単にソ連の十二海里説というものに対して、日本が認容を与えたということは、私は日本の将来の外交政策の上からいっても、国際法に対する通念の観点をわれわれがのみ込んでおる上からいっても、非常に重大な問題になると思うのです。ソ連は十二海里説をやる、あるいはほかの国は、いや、二十海里だ、あるいは韓国のように無謀な所は、五十海里も百海里も自分のものだと主張する。 なぜ私はこういう点について疑義を差しはさむかというと、戦争に負けた後の日本というものは、漁業条約によって漁場が次第々々に狭められている。御承知のよう
