ただいまの点は、大筋において私は御同感であります。先ほど申しました近づきやすくという言葉の一つの敷衍でありますけれども、お話の通り、納税者というものはそもそも簿記、会計をよく御存じない方も相当おられるし、またそれを税務に適合するよらな内容にするというあたりについても、なかなかそこまで進んだ人は少ないようです。従いまして、具体的な所得を計算するという場合にまず戸惑いをされる。そして、この種の支出は経費になるのかならぬのか、あるいはたなおろしというものは、よけいいった方が所得が少なくなるのか多くなるのかという認識自体についても、必ずしも全きを持っておる納税者はむしろ少ないと思います。そういう意味で、私は、近づきやすくというやり方の中身に
