二つあると思います。一つは、この表は、恣意的に言われますれば、三十万の人も年に二十万の新しいこういう長期の貯蓄をやるというような、ありそうもない仮定を立てれば、控除額が非常に多いわけです。それをしないで、やはり最初の表でごらんの通り、貯蓄率は上に行くほど上るというありのままの姿を出したのであります。もう一つは、給与の金額の低いところに行きますと、本来かかる所得税が少いということになります。従いまして、相当やっても、控除し得る額が所得税の総額をこえる場合、フルには見られないというような二段のことがありますが、この表では、第一段に申し上げたことが原因で、お話しのような結果になっておると思います。
