私、この国立水俣病研究センターというものはいささか遅きに失した設立であるが、願わくはひとつこの世紀の悲劇水俣病の抜本的対策として、りっぱな成果を上げてくれるように祈ってやまないのです。せっかく官庁が行政改革で整理されようとする中で、環境庁の付属機関として一つだけ新しい役所をつくる、それは各党が水俣病の患者たちに愛情を寄せる成果であるということを踏まえて、せっかくよい答えが出るように骨を折っていただきたい。 最後に、もうたくさんのことをお尋ねする時間がありませんが、一つだけ私が非常に気にかかっている問題があるのです。それは硫酸ピッチの問題です。石油を精製する途中で流れ出る硫酸ピッチです。新潟県、秋田県などは明治時代から小さな企業が
