その通達と異なる決定をする場合に二つの場合があると思うのです。通達もすべての条件を書き尽くしていない。そのために、一つの条件が加わって、その条件を度外視してきめれば違う結果になる。しかしこの条件を入れれば明らかにこうなるではないかということがあって、それが正しいという場合、これはその個別事件として通達が書き切ってなかった、しかも、十の条件は該当していたけれども、一つそれを打ち消す条件が、通達が全然何もいってなかったというような場合は、私は個別で済むと思います。同時に、今度は逆に、通達そのものがどうしても法律に適合していないという判定である場合、これは通達を即時に改正しなければなるまい、かように考えます。
