お礼を言われてはいささか変な感じなんですが、私どもが申し上げたいのは、政府は過去に向かっては、台湾に対してはその経過を正当化しなければならない、同時に将来に向かっては、中華人民共和国との新しい展望を切り開いていかなければならない、こういういわばジレンマの中でたいへん苦慮しておられるだろう。少なくとも今日の佐藤内閣の経過をながめますときに、その点はわかる次第であります。しかし、いつまでもただぶつぶつと国内でつぶやいているだけで、こういう問題が解決するのであろうか。また、あなたが日本で表明しておられるそういうことばの端々が、今後中華人民共和国との国交回復の面で、かえって大きな支障を来たしはしないであろうかという心配なのでございます。
