十分間見られたというなら、松川事件の取材云々ということは、どうも話を聞くと、見られる前に話があつて、それを大体お聞きになつたわけですね、松川事件の解説は聞かれたわけですか。
十分間見られたというなら、松川事件の取材云々ということは、どうも話を聞くと、見られる前に話があつて、それを大体お聞きになつたわけですね、松川事件の解説は聞かれたわけですか。
それからどの場面を見られたか、十分間ぐらいではわからなかつたということですが、三人共一緒におられたのですか、同じ所に、四人ですか、別々の所に。
別々の所でよく発見されたような気がするのですが、そうすると解説も十分聞えなかつた。それから十分ほど舞台を見て、そうして報告に行かれた。そうするとその舞台の場というのは、今のお話ではその裁判の場面でなくて、裁判所の場面でなくて、裁判の前の家庭の場というのですか、そういうものだというお話ですか。どういう場なんですか。
過去の連絡……、今度の問題につきましては、お話を承わつて了承するところがありますが、今までの問題につきまして、二、三お伺いしたいのであります。この前のときには、この警察手帳の記載事項について御否定になつておりましたが、今日はまあ、大体お認めになつたのであります。そのことにつきまして、この本日にいたしましても、柴巡だけは否定されて、お帰りになつた。茅根巡査以後においては認められましたので、問題は茅根巡査と里村巡査については解決をしたのですが、最初柴巡査がお出でになり、或いは茅根巡査の大半の証言を認めますまでには、この前の署長の態度同様に否認せられて参つておるのでありまして、これらのことについて、今日お出でになりますについて、警察自体と
ところが茅根巡査、里村巡査についてはそういうあれはありませんでしたけれども、柴巡査については問題が残つておりまして、或いは偽証その他の責任を問わなければならないような状態のままで残つておるかのような感じがするのです。その点について柴巡査自身よりも、むしろ署長に責任があつたかのような感じがするのでありますが、これらについてどういうように考えておられますか。署長自身でこの前の証言を取り消されたのでありまして、そうして真実を述べられたと考えられますが、どういう工合に考えておられますか。
それでは今の問題は御本人から伺う機会がありそうですから、署長自身にお尋ねいたしませんが、警察手帳に書いてあります事柄に関してですが、職務上警備の巡査の人たちが東大へ入られた、そうして治安維持という言葉を使われたのもありますが、或いは教授、学生等の身元調査等をされた。その身元調査等については経歴、思想動向、或いは背後関係、交友状況その他の調査をされた。こういう点が明らかになり、その点も署長においてそういう仕事をさせたという点は、先ほどの御証言でお認めになつたのですね。
そうすると、これらの活動について、手帳の中にもあるのですが、本庁警備二係よりこういう問題について連絡があり云々ということがございます。本富士署において、警備二係においてそれらの活動がなされるわけであつて、本庁或いはその他にもあつたと思うのですが、こういう行動について本庁その他との連絡があつて警備の内容をなす仕事が今までなされて来たということは、これは署長としても御存じであつたのでありましようか。
ここに私が承知をし得る具体的な事例については御存じでなかつたかも知れないと思います。それは本庁警備二係より電話があつて、全官の夜間デモがあるから、学校側に注意しろ、東大においては左翼の動向に注意することという電話があつたと、こういうことなんです。その具体的なことについてあなたが知つておられたかということをお尋ねしておるのではないので、こういう警備の活動については本庁との連絡があり、それからそういう警備活動については、本庁その他とも連絡があつてずつとやつて来られたことであるという点は御存じかということです。
そういたしますと、これは本庁それから更にそれ以上について連絡があるというように想像してもかまいませんか。その点はどういう工合にお考えになるのですか。
そういう一般的のことをお尋ねしているのではなく、例えば身元調査されておる、身元調査の内容は経歴、或いは思想、動向、背後関係、交友状況、その他というものを調査になる。その他この警備係のいたします活動の報告が系統的になされておるということはわかるのですが、それは本庁なら本庁を通じて、ここに出ておりますのは、本庁の警備二係に連絡があるということはわかるのです。更に或いはそれが特審に繋つてこういう調査が継続的に、或いは縦横繋つてなされておるという、こういうように理解をするのですが、そういう点についてはどういう工合にお考えになつておりますか。
わかりました。本庁との連絡はされる、とこれはそれぞれの活動、或いは調査を見ておりますと、各巡査さんの、例えば身元調査なら身元調査という問題につきましても、この間の署長の証言のように警察予備隊の云々ということではなくて、或いは思想、動向、背後関係、そういつたような一定のこの形式と申しますか、内容を持つた調査が行われているということが大体知り得るわけです。その点を皆さん認められたわけですから、その点の繋りをお伺いしたわけです。本庁に報告をし、連絡をしているということで満足するよりほかはなかろうかと思います。 その次に例えば……、例えばじやありません、暴力行為等の取締法違反容疑で福井君に令状の交付が求められた。こういうことですが先ほど
そうしますと、暴力行為等取締法云々ということだけれども、この叩かれた打撲傷の程度というよりも、真相は二十日のポポロ劇団の劇をめぐつて、大衆の面前で警察官吏が殴打或いは警察手帳を強奪された、こういつたような警察の威信保持上まあ断固たる態度をとらなきやならん、こういう御真意でしようか。今のお話はそういう工合に理解していいのですか。
わかりました。もう一つこの三人の巡査の人たちについては非常にまあ至れり盡せりといいますが、診断書がとられておりますが、福井君の負傷については先日の学校側の証言、それから署長その他の証言と、今日のお話は若干違つておりますが、併し診断書はとられておらんということだけは明らかなようでありますが、それはどうしてそういう点についてとられなかつたのでしようか、ついでに伺つて置きたいと思います。
まあ本人からの申出がなかつたということが本当ならば、歯が欠けているという事実の認定はあつたようであります。その強く言うべきことじやないかも知れませんけれども、一応この野口ですか、野口巡査について噛まれた、従つて左示指咬傷という診断がとられた、その際に歯が欠けたということはお認めになつた。それに野口巡査の診断書はとられたけれども、福井君の診断書はとられなかつた。これを見ますと、まあこれだけでというわけじやありませんけれども、警察手帳をとられて警察の威信云々ということで、当日警察の皆さんにしても、署長がそうであつたとは申しませんけれども、廣川主任初め皆さん感情的になつて、警察側の診断をとることについては極めて迅速適切であつたけれでも、福
今の点ちよつと、打撲云々については日にちが違いますから、これはあれですが、今の左示指咬傷、この咬傷にしても、本気で噛み切つたんなら噛み切つたか、或いは傷がついているでしようけれども、咬傷を受けて幾分の腫脹ありと書いてある。そうすると幾らか噛んだ跡が残つているかも知れませんけれども、そこで裂傷があつたというほどまでではない。同じ日に噛まれたほうだけとられているけれども、噛んだというほう、そうして歯がそのためになくなつた、こういうお話について、どうしても同じ日の問題について片方だけとり、片方とらなかつたということについては納得が行かないのですが、これはまあ故意ではなかつた、感情ではなかつたと言われるけれども、片方とつて片方とられなかつた
多少警察側の手落ちという点は認められますか。
左藤委員と論争すべきであるとも思いませんし、甚だその点恐縮するのですが、一昨日の学校側の証言を聞いておりますと、前歯が欠けた。今のお話のように入歯が入れてあつて、無痛で入歯がぽろりと落ちた……、
というふうには聞きません。そうすると、今のお話のように左示指を噛んだことそれ自身によつて歯が欠けたと、こういうまあ御説明ですが、それに若干の疑問を持つのですけれども、少くとも噛まれたほうをとられたというならば、或いはこの噛まれたということ自身についてのあれもありますが、これは人権擁護の点から申しますならば、当然被害者、被害者といいますか、被疑者の福井君についてもとるのが、主任といいますか、或いは署長の私は自然の責任じやないかとも考える。
それは大体そういう意味なんです。ところが出て来ておりますものは客観的な証明書が出ておるのでしよう。そうすると福井君の問題については話があるだけで何にも結果というものが出てない。
いや違います。