これはお話の通り占領政策の行過ぎと私も考えておるのであります。何となれば、占領当時における事情としては、日本を以て警察国家となし、或いは又中央集権が過度に行われて、遂に軍国主義になつたというような考え方もあつたろうと思います。そこで成るべく政府の権力を分散させる、又警察についてもこれを国家警察、自治警察等に分けて、そうして二つの制度を設けた。その結果はどうかというと、或いは能率的でなかつたり、或いは又余計不必要な何といいますか、経費がかかるというような面もあり、又更に進んで申せば警察を国家警察及び自治警察を設けた当時においては海陸軍というものは考えられなかつたので、従つて海陸軍に代るというような力を持たすというような考え方もあつたよ
