国家の自衛力は、国の安定をはかる上に必要でございます。従つて防衛費というものが出るのは避けがたいものと思います。やはりこれは不生産的と言われましても、国の安全、治安を保つというふうな点からいいまして必要な経費と思います。
国家の自衛力は、国の安定をはかる上に必要でございます。従つて防衛費というものが出るのは避けがたいものと思います。やはりこれは不生産的と言われましても、国の安全、治安を保つというふうな点からいいまして必要な経費と思います。
安全を維持するということには障害にならない、あべこべにこれは助けるものと思います。従つて障害にはならないと私は考えております。
自衛力はだんだんとふやして行く、漸増ということを考えておるのですが、これは必ずしも国民所得がふえたら、それだけふやすというふうな考えではおりません。しかし大きな意味での日本の治安をはかるために、保安隊なら保安隊が今までよりも増強されるということは必ず起るべきものと思いますので、思い切つて減らすということは、私は考えられないと思います。
それはむずかしい問題で、幾らから戦力で、幾らまでが戦力でないということは、ちよつと考えかねるのですが、今は一割五分くらいになつておるわけです。これが多少ふえても戦力とは言えないでしようし、それから同じ金額を払つても、予算の規模が減つたときには、自衛力に対する費用は歩合がふえるわけですから、一概に何割までが戦力でなく、何割から戦力だということは申し上げかねます。(「ごまかすな」と呼ぶ者あり)ごまかしではなく、それはきめかねる問題だろうと思います。
まずあたりまえの国の予算を見ましても、そういう飛躍的に国費の半分に当る防衛費を使うというようなことはないようです。従つてかりに日本にそれが起れば、穏やかでないと私は考えます。
あたりまえの場合でしたら、戦力と言われてもいたし方がないのですが、三千億円にはいたさないつもりでございますから、心配はないと思います。
未使用分と言いましたのは、使用するという点の事務上の延引というふうなことが、相当の理由になつているのでございまして、ほんとうに使わないという分は、私の記憶では、そう多くないと思います。従つて繰延べというものはないというふうに私は考えておりますので、予算が誤つていたということには考えません。
二十八年度の予算が、また二十九年度に繰越されるというふうには私は考えておりませんが、そういうことがあるとしましたら、取調べます。
ただいまの御質問の三百億円とおつしやつたのは何ですか。
それは安全保障費がいらなくなつたから、三百億円くらい減つたわけであります。これは来年度の話でしよう。
そういう意向でやつたものでは、ございませんことを言明いたします。
私も嘆声のつもりでは、ございませんが、三百億円の公債が出ましてもインフレにならないということを、私は今でも信じております。 それから予算編成にあたつて予算の規模は少くする方がいいというふうに考えたのですが、各方面への出費、ことに荒廃した施設類を復旧させるためには、やはり使う方がよいというものがいろいろありますから、それを使いますためには、公債も必要とする。但しあなたのおつしやるように、たびたび出すのは、あるいは大きな額を出すのはいけませんが、このくらいの程度ならば、荒廃した国土の復旧のためには必要なものと考えた次第でありまして、圧迫を受けたとか、あるいは強制されたというものではございません。
減税公債というものは、市中で完全に消化されるという見通しをもつて発行いたします。
有価証券を担保にして金を借りるということはあり得ることであります。従つて将来この公債を担保にして金を借りる人が絶無であるということは申し上げかねますが、しかし御心配になるようなものではないと私は考えております。
この公債をある個人または法人が買いますのに、その金額には一定の制限があります。そうしてそれに対して減税が行われる。そこで税を重くかけられる者に幾らかの減税が与えられる、そういう仕組みになつておるので、必ずしも税のかかる金を持つておるやつに恩典を与えて、金のない者にはそれがないという意味ではないのでございます。今おつしやる零細な人には税金のかかりようも少いし、あるいはかからない人もあるでしよう。それは減税が少い、またはないということが起るのはあたりまえと思うのであります。多くの金のある者を庇護したということにはならないと思います。
プラスになる、ならないでなく、公債は発行したくない、こういう気持でおりますので、今度限りというつもりでおります。
担保には制限をつけないつもりでおります。ただいまのところでは制限はつけないつもりでおります。
物価の騰貴する次第について私が断言するということは、これはちよつといたしかねるのですが、しかし千五百億円の散布超過という見積りが当りますか当りませんか、これもまだ仮定的のものであります。それに対して資金の吸い上げという市場操作もできますから、それによつて市場に金のだぶつくことを防ぎ得て、おまけにさつきもあなたが言われたように、生産力も飛躍的の増加はしないでも、今の程度の生産力でもつて行けば、物価が著しく騰貴することはないと私は考えております。
逆は必ずしも真でないのでありまして今おつしやつたことには、私はその通りということは申し上げかねるのであります。徐々に上るときもあるでしようが、しかし徐々に上らないかもしれませんし、上るものだということを私は予想しておりません。
一体金融はよほど変調を来しておりますので、今でも市場は資金が不足して困つているというふうに私は考えております。そこでそれが緩和されて来るということはいい現象であります。たとえば幾らかの金が散布超過になつて、それで民間の資金が楽になるということはいいことであります。かりにあまりだぶついてはいけないというときにでも、金利を上げてこれを調節するということは、私は間違いだと思つております。従つて私自身はもちろんですが、貸出しの金利の引上げでもつて調節しようと考えておりません。