その話は確かにありました。ありましたが、黒字国がために黒字でもって赤字国を救うというか、協力するというか、配分するというようなことは、これはまさに慈悲的、慈善的にそういうようなことをやったのでは、とても世界経済の立て直しはあり得ない。そういうことから考えまして、たとえば日本の場合は、できた黒字というものを——さらに日本は御承知のとおり貿易国でありまして、原材料を海外に仰いで、それを日本で生産加工して、輸出する、こういうことなのでございますけれども、日本の産業がそうやって立っていくためには、原材料を産油国あるいはその他の資材を持っておる国から買わなければならない。買えば、そこの日本へそういうものを積み出した国は、それだけ日本の支払いに
