そういうふうにお考えになられるということは、私にとってはきわめて遺憾な次第でございます。私は、決して日本が黒字をためて悪いことをしたと、そこでこの贖罪のために日本の黒字でもって何か慈善的、慈悲的に何か各国ともにそろって栄えていくというようなことを考えておりません。まあ、これは十分御存じのことと思いますけれども、今日までに至る人類の歴史を考えてみますと、最初は自分がとにかくほかの民族なりほかの国に勝つようにということで戦争をやった。戦争やって領土を奪略をしたり、あるいは賠償金を取ったり、これはそのときの歴史の、そのときにおいてはそれほど私は罪悪視されなかったかと思うんです。ところがだんだん反省してみると、そういうようなことでは人類の成
