八木さんと私との間は、結局精神はちっとも変っていないのです。今おっしゃるようなことは、もう十分私は各方面に言って歩いた。結核対策を講ずることは何も結核患者の治療だけでなしに、社会自身の防衛の面から見ても、将来の財政内面から見ましても、決して不得策でない。単純なそろばんからだけでも損じゃないのだ。ただ御承知の通りに、率直に言ってそう申し上げては悪いのですが、今年度の予算の基本的なものは、日本の経済の調整過程というものが基本になっております。各種の物価すら押えて参ります。結核は、これは八木さんもいつも言われるように、一年々々で解決する問題じゃありません。常に努力を重ねなければならない。だから社会保障制度審議会の御答申の旨を受けて、病床も
