しかし、依然としてやはり大企業中心の経済成長のための通貨供給は続いているわけでして、ですから、日銀の通貨価値の安定維持というこういう立場に立って見ますと、物価安定という国民大衆の期待とか要求というもののこたえは何もないというようにいわざるを得ないと思うのですね。 まず第一に、マネーサプライの収縮の問題ですけれども、総裁もおっしゃいましたように、六月には一六%減らすとか、七−九月には、伝えられるところによると二〇%抑制をするとかいうようなお話もありますけれども、これはたとえば都市銀行の貸し出し増加でみますと、昨年の七−九月期で二兆二百二十四億円も出しているわけですから、これを二〇%削減しても一兆六千億円の貸し出し増は確保できる、こ
