一つは、石油危機を契機にして、メジャーを中心にするこういう多国籍企業の経済撹乱行為ということが国際的にも大きな問題になったと思います。ロッキードが多国籍企業であるのかどうかというのは、経済学上のカテゴリーの問題としていろいろ議論があります。それはともかくとして、こういう多国籍企業の経済撹乱行為に対して、それを規制するという側面、このことがいま非常に重要だと思うのです。たとえば現行の独禁法では、国際契約がある海外との取引については、すべてその契約の内容を公正取引委員会に届け出をするというような仕組みがありますけれども、しかしその中身は実際に公にされない。そして突如として国民経済に経済的な撹乱行為の否定的な影響があらわれてくる。その端的
