個人ストックであれ社会ストックであれ、パリのエトワールは十九世紀のフランスのGNP、ローマの水道は二千年前のローマのGNPに入っている。ゼロから出発した日本がここ二、三十年間でヨーロッパ並み。ヨーロッパよりも税負担率が低いから減税の余地がないとか、あるいは減税の方よりも公共投資が効果があるから減税がゼロだというのは、私は考え方自体が非常におかしいと思うのです、極端から極端に走る。公共投資が大きいから、一・八倍だから減税ゼロだ、あるいは諸外国と比べて日本の税負担が低いからこれ以上所得税の軽減の余地はないというのは、私は極論だと思うのですが、どう考えられますか。
