一九六九年の十一月に佐藤総理とニクソン大統領の間にかわされました日米共同声明の第四項にいわゆる台湾条項というものがございますが、これはその当時における両国首脳の台湾地域の情勢に対する認識が述べられたものでございます。その後、先ほど山中長官からもお話がございましたよけに、ニクソン大統領が昨年の二月に訪中いたしまして、いわゆる上海コミュニケというものを発表いたしました。米中間の話し合いの結果がそれにうたわれておりますが、いずれにいたしましても、こういうふうなアメリカと中国との間の本格的な対話が始まるというふうな状況のもとに、台湾地域をめぐる情勢は大きな変化を遂げておりますし、この地域をめぐって武力紛争が現実に発生するという可能性はなくな
