御趣旨まことにごもっともに存じます。御指摘のように、もしこの旧兵器廠の土地が個人の所有であり、たとえば工場でも経営している、そしてこういう惨害が起こったということであれば、その工場の所有主の人柄にもよりますけれども、普通法律に基づかずに被災者の方にできるだけのことをするのであります。百に一つ二つどうしても話がつかぬ場合には、それは損害賠償の法律にもかけますけれども、そこまでいかずにあたたかい処置がつくものですし、またつけております。ところが、国のことになりますと、法律に縛られて、個人でできることも国はなかなかできにくい。しかし、国としては、また国のなすべきことはすべて法律に基づくということに、ある程度縛っておかなければならぬ建前だと
