輸入資材の関係は、これは單にパルプだけではございませんで、世界のマーケツトがセーラーズ・マーケツトにかわつて来ましたことから、なかなか困難が予想されます。しかしやりようによつてはこの困難を克服する道はあると考えます。たとえばパルプの輸入に使う外貨の割当の問題なども、パルプが高くなつたのに応じて外貨のわくを廣げるような方法、あるいは輸送に困難な場合には、自国船をこれにまわすというような方法——値段は多少上りましても、先日来申上げるように、日本の経済が曲りなりにも国際経済に入つておりますので、その場合に、ドルの使いようでは確保できるのではないか。しかしそれだけでは、国内の人絹パルプの問題がまことに心細い問題でありますから、国内の自給の度
