まず、大きなテーマ設定として、この温室効果ガスの濃度を安定化させるというためには、早期に排出量を半分以下にすることが必要であるというのが、これがまず大前提としてあるわけです。 そのことから考えますと、先進国の排出量五%削減を目的とする京都議定書は、今申し上げました大前提からすれば小さな一歩、第一歩ということにしかすぎない。しかしながら、一方で、法的拘束力がある数値目標を初めて定めた、国際的に見れば画期的なものでございまして、小さいかもしれないけれども極めて重要な一歩である、そういう認識がまずございます。 それから、今ございましたように、なぜ一九九〇年なのか、ヨーロッパにとってそっちの方がいいじゃないか、なぜ九五年にしなかった
