尾
尾津久子
證人
1948-05-21
参議院・司法委員会
私は炊事も一切やつておりましたし、自分も治療に参つたりしておつたので、失礼して、ちよつといなかつたのです。
AI要約は Premium 機能ですプランを見る →
私は炊事も一切やつておりましたし、自分も治療に参つたりしておつたので、失礼して、ちよつといなかつたのです。
確か挨拶しました。
どのくらいでしようかね――。一時間か一時間半くらいか、もつといたかしら、よく分らないのですが。
いたような氣がしますけれど……。
変な液を取つております、胃潰瘍で……、いろいろな藥を頂いて、私レントゲンも撮りました。
先生のおつしやるには、相当体が衰弱していますと言つていましたが、液を一回取つた明くる日、又持つて行かれたのです。檢査をしない中に持つて行かれたのです。氣があるとか確かに言つていました。はつきりしたことはまず見えないが、ただ外の診断だけではちよつと分らないと言うんです。でも精神の方では確かに精神病者だと言つていました。
佐々内科の人は言つておりました。
頭が少し狂つて來たと言つていました。長くああいうところへ入つていると、そういうことになるらしいですね。
政治というと何ですか。
立ちました。
ないのです。ただ自分はどうして選挙に立つたかということが分らずに、尾津さんが出れば投票が取れるだろうということで、やつたのではないのですか。私もちよつと、そういうことは分らないのです。
さあ、それは分らないのです。
家へ見えたこともないし主人はそういう話もしないので知らないのです。
家の主人は、遊びに行つても絶対に言わないのです。風変りですから。
私にそういう男のすることは、絶対に話をしなしので、私も聽きませんし、本人も何も言いません。
知らないです。
何をですか。
知らないです。そういうわけを私が知らないから。
知らないです。
來ません。