十三社全体にわたって個々に申し上げることは時間がかかりますので、私どもこの運賃を査定いたしました立場から、その内容につきまして御説明を申し上げます。 大手私鉄の運賃が昭和二十八年一月以来据え置きになっております。その間それぞれの会社は輸送力増強のために多額の資金をつぎ込んでおりまして、この固定資産額が昭和二十八年ごろに比べまして二倍になっております。それで、そのための支払い利子、あるいは減価償却費というものがふえて参り、またその間電気料金が改訂になりまして、動力費がふえました。また人件費の増加というようなことによりまして、一般的にいわゆる収入面よりも支出面の方が多くなるという現象が出ております。その結果各社とも赤字になって参った
