私は、日本経済の将来が大いに発展をいたしまして、大体西欧の一流経済国と肩を並べる程度まで伸びることを期待いたしております。希望いたしております。そういたしますと、その金利の点も、同じ程度の蓄積ができて、大体英米並みの金利まで持っていくのが当面考えられる理想だと思っております。遺憾ながら前途はまだよほど時間はかかるだろうと実は思っておりますが、理想としてはそういうふうに考えております。
私は、日本経済の将来が大いに発展をいたしまして、大体西欧の一流経済国と肩を並べる程度まで伸びることを期待いたしております。希望いたしております。そういたしますと、その金利の点も、同じ程度の蓄積ができて、大体英米並みの金利まで持っていくのが当面考えられる理想だと思っております。遺憾ながら前途はまだよほど時間はかかるだろうと実は思っておりますが、理想としてはそういうふうに考えております。
私は、いわゆる証券民主化運動で、大衆が直接投資に関心を持ち、その知識を深めてその圏内に入っていくということは、国の経済の構成からいえば喜ぶべき進歩した現象だと考えます。これは自然の発展の方向として助長する必要があろうと考えます。しかしながら、一面においてその量が多くなればなるほど、その関与する人々の公共的な責任というものは大きくなるわけであります。よほどうまく公共的立場から公益を守ることに注意をしてもらう必要があろうと思います。ことに今日のようにだんだん投資信託関係が株式においても公社債においても増大をして参りますと、これは一国経済に占めるウエートが高くなると同時に、その大衆に対する責任がますます加わるのでありますから、この監督に対
お尋ねの第一点は、金利引き下げの時期は当を得ていないのではないかというお話がございました。この点については先ほど来るる申し上げました通りでございまして、私といたしましては、内外の諸情勢を考えまして……。
それはそれといたしまして、公社債の金利引き下げの時期及びその内容、これは実は目下検討中と聞いております。私自身の方につきましてもまだ別にまとまった結論もございませんし、監督官庁である大蔵省その他においても、まだこれはせっかく検討しておられると思うのです。どういう結論が出ますか存じませんが、これは、先ほど来お話のございます通り、現状に対して非常な変革的な激変を与え混乱を生ずることのないように、均衡のとれた姿において逐次これを進めていくという観点から決定されるだろうと思います。 それから、第三の過剰投資を生みやせぬかという御疑念であります。この御疑念に対しては、私は実は先ほど申したつもりでございますが、為替・貿易の自由化というものが
日本銀行当局者として、日本銀行のあり方について、どういう形が最も好ましいと思うかというお尋ねと考えます。実は、妙な縁故で、現行日本銀行法は、当時私は大蔵省の銀行局長を勤めておりまして、当委員会のこの席において私が法案の説明をいたしました因縁がございます。これは昭和十七年の当時であります。ただいま御指摘の通り、現行の日本銀行法はすでに戦時に入りましてから制定をされました。従いまして、当時の日本全体のあり方というものがどうしてもその背景に考えられながら、また戦争という非常な突発的な事件を背景にいたしまして、いかなる場合にいかなる事態が生ずるやもはかりがたいというような考え方が基礎になりまして、さような場合においても随時日本銀行がその職務
日本銀行の行ないます金融政策の運用の現状におきまして、私は、政府との間においては、制度上非常に困るという問題は現在考えておりません。と申しますことは、今も申し上げました通り、日本銀行は、どこまでも通貨価値の安定ということを与えられた任務の眼目として、最善の努力をいたしますけれども、政府その他によって行なわれる各種の政策と十分な協調を保つべきことは申すまでもございません。従いまして、一番肝心なことは、日本銀行の行なう金融政策につきまして、常時大蔵当局その他と緊密に連絡をとり、その意思の疎通、見解の統一をはかりまして、一体として動き得るような環境を常に維持しながら進んでいくことが、その要点だろうと思うのであります。私もいささかその点につ
ただいま御指摘の通り、ヨーロッパ諸国におきましては、オランダ銀行の総裁もまた御指摘のフォッケ博士も、これは世界的に著名な中央銀行当局者としての権威者であります。かかるすぐれた先輩を持つヨーロッパ諸国に対しては、私どもは非常にうらやましく思っております。平素これらの人々のとられました事績や人柄等についても、われわれは実は模範として学ぶことに努力をいたしております。御指摘のごとく、当然日本銀行は、その本来の目的である通貨価値安定の諸施策につきましては、これは、その衝に当たりますわれわれといたしましては、たとい政府その他からいろいろ御要求がございましても、みずからの信念なり良識においてとうていこれといれないというようなものは、むろん実行を
御指摘の点につきましては、実は、私がお預かりをしておる毎日の仕事のうちで、最も重点を置いて、常に忘れずに心がけておる点でございます。通貨価値の安定と申しますことも、ひっきょうするに、日本銀行が国民大衆に対して発行いたしておりまするお札、この札の値打を維持するということであります。従いまして、日本銀行の発行しております銀行券は、国民大衆に毎日々々の生活においてこれを愛用してもらっておるわけであります。むろん、各種企業も、政府も、みんな貨幣経済で、日本銀行券の流通によってその機能を発揮しておられるわけであります。要は、国民大衆の日常生活がこの日本銀行券の価値によって守られておるということを、私は確信をいたしております。それを維持すること
現行法によりますと、御承知の通り、金融界並びに産業界において多年の知識経験に富んでおる方方を業界の推薦を受けて政府が任命される場合には、国会の御承認を得てその方々を任命されるということに相なっております。私は、各種産業界にいたしましても、また金融機関にいたしましても、ただいま申し上げましたような意味において、ひっきょうするに国民大衆との関連において最も深い意識のもとに行動せねばならぬ機関でありますので、それらのことについて多年の知識経験に富んでおられる方々は、当然、国民各大衆のいずれにも片寄ることなく、まんべんなく十分な知識経験をお持ち願っての上で選任が行なわれておると考えておりますので、現行法につきましては別にその点についての改正
日本経済の現状は、御承知の通り昨年秋以来順調に回復をいたしております。ことに生産の増大の伸びは非常に著しいものがございます。しかも、一面において、物価も大体において従前の安定を維持しておる。かつ、国際収支は順調であるという見地で、いわゆる数量景気的様相をもって発展を続けて参りましたことを非常に喜んでおるわけでございます。御指摘のように、八月ごろからやや物価の面において少し上げ足が早くなってきたような気配がしております。かねがね、このことについては、注目を要するところとして世間の研究を促しておりましたことは、御指摘の通りであります。また、銀行券の発行高も、昨年に比べまして、ことしはやや発行の度合いがふえております。これも御指摘の通りで
過般、私は、伊勢湾台風の被害視察を目的といたしまして、名古屋を中心といたしまして、付近の各地の情勢を拝見に伺いました。その際に、新聞記者との会見を申し込まれまして、今御指摘のような会見が行なわれたわけであります。実は、あれは驚きましたのでありますが、何も私が公定歩合はこの際引き上げるべきだということを申したわけでもなし、またそれをほのめかすようなことも言ったわけではないのであります。これは、中央銀行の責任の衝にある者としては絶対に申してはならぬ、むしろそれは行動によって示さるべきものであって、その行動のよってきたるゆえんはその際に説明さるべきだ、こういう信念を実は持っております。少しこれは早回りされまして、実は私当時名古屋におりまし
日本銀行券の価値が常に安定を保つように最善の努力を払うというのは、これは日本銀行の当然の任務でありますし、前々から申し上げている通りでございます。よく世の中に、過去の事例において、少しぐらいのインフレならその方が産業はやりやすいとか、かえってそれかいろいろな施策がうまくいくというような議論がございますけれども、その議論に対して私は絶対に反対しておる。これはどの程度がいいとかいうようなことであっては守り切れるものではない。これは絶対に動かさぬということでいかぬ限り、円の価値を保持することはむずかしいというのが私の考え方で、いわゆるマイルド・インフレーションとか、そのほか軽度のインフレということをかえっていいというような議論が往々産業界
その点は全く御同感でありまして、私も努めて政策委員会を中心に重要事項を決定すべく最善の努力をいたしておりますが、ただいまの状況においては、大体において満足すべき状態において運営されておるのではないか、こう考えております。
いわゆる景気の過熱を防ぎます予防措置といたしまして、過般公定歩合の引き上げをいたしたのであります。現在の段階は引き上げ後まだ一週間ばかりを経過いたしたのでありまして、もっぱらその趣旨の徹底、またそれが浸透していく情勢について大いに注目をいたしておる段階であります。御承知の通り、全国金融協会その他関係方面におきまして、これに順応する態勢を目下整備いたしております。また、各種の産業団体等におきましても、これに対処する方策についていろいろ検討いたしております。各地の企業におきましても、企業のあまりにも急速な拡張その他行き過ぎが起こらないようにということで、再検討という機運も起こっております。私といたしましては、現在始めたばかりの措置につい
経済の現状に即しまして、この際行なうべき措置としてはこの程度のもので足り、かつこの程度のもので足らしむべく努力をしておるという状況でございます。それ以上のことは実はいまだ考えておりませんので、鋭意その趣旨の徹底に努力をいたして、成果の上がらんことを期待しておる最中でございます。
前段にも申し上げました通り、国民生活全体の安定を期しまする上において、日本銀行券の価値の安定をはかるということをその中心課題と考えまして、鋭意努力をいたしており、また努力すべきことは、これはもうおっしゃる通りでございます。それにつきまして、日本銀行としては、むろん広く各方面の声を聞きまして、単に一部の金融界とか、あるいは一部の産業界、あるいは一部の企業家等の意見ということでなしに、広く国民全体の要望なり実情なりというものを十分に把握して、その上に政策を重ねていくという御説に対しましては、私は全然同感であります。従来もそのつもりでやって参ったつもりではございますけれども、さらに調査なりその他を充実いたしまして、十分その趣旨で進みたいと
過般の公定歩合引き上げの影響に関しましては、先ほどもちょっと申し上げましたが、私は、これによって、その意味するところの趣旨を広く産業界、経済界に浸透させることが非常に大事だと思いまして、鋭意それに努力いたしております。ただいま、銀行協会の態度はどうであるか、あるいは産業界の態度はどうであるか、経済団体の態度はどうであるかというようなことが、漸次私は浸透していると思うのです。ただそれが数字的に現われ得ませんことは、これは、私は、もともと申し上げております通り、予防的措置として、なだらかな景気上昇と申しますか、経済発展を基礎にして考えております。非常にこれが行き過ぎにならぬようにということが趣旨でございますので、いま少しく時をかしません
単なる予防措置であって、経済界には関係がないというのは、それは私ども全然考えておりません。そうではなしに、むしろ反省をしようではないか、お互いに気をつけようではないかということを、具体的にそれによって表明する、こういう趣旨に考えておるのでございまして、引き上げ後、私は、甲信地方へ――山梨県、長野県の地方でありますが、支店の視察かたがた経済人の方々との懇談を兼ねて参りました。その体験からいたしましても、その趣旨は非常にすなおに理解されていると思うのです。そうしてその線に沿うべくみんなが考え直すといった気分が生まれておると実は思っております。なお、その趣旨の徹底並びにその後の経過の推移につきましては、十分なる注意を払って参る所存でござい
お答えいたします。ただいま最初に御説明になりましたところは私はその通りと考えております。正金銀行に金を預けました分につきましては、同時に、正金銀行と政府が約束をしておられまして、政府の金資金特別会計において事情が許すならば、直ちに当該数量の金を正金銀行に払い下げる、しこうして、正金銀行は直ちにそれをもって日本銀行の金の預け金に対して払い戻しに応ずる、こういう約束がついておるのであります。いつという期限はありません。それからまた、政府の金資金特別会計に一応売り渡した形をとりました分につきましても、直ちにこれは金資金特別会計において払い戻しのできる事情になりますならば、再びそれを同じ数量、同じ金額において日本銀行に払い下げる、こういう条
ただいま私が申し上げましたことは、やはり御指摘の勘定のうちに全部入っております。これは私ども当局といたしましては、さような条件のもとにおいて政府に対して取引をいたしておりまするからには、政府はその事情の許す限り、最短の期間においてその債務と申しましょうか、約束を履行されるものという信頼をつないでおりますので、しからばこれは、金地金の勘定において計上してしかるべきものであると、かような考え方で、従前から引き続き今日まで計上をいたしておる次第でございます。