これはどうも、党でもってこの問題をまだ検討していないから、したがって、党の意見としてどうも述べるわけにはまいりませんか、私自身としては、一番問題は、この問題がどういう点でぶつかるか、国内法に抵触するかという問題をもう少し検討する必要があろうかと思うのです。それから、目的は、戦闘行為のために派遣するのではないということから起こるとすれば、この国内法との抵触の問題について何か道があるかどうか。もう少し私自身も検討はしていきたいと思っております。
これはどうも、党でもってこの問題をまだ検討していないから、したがって、党の意見としてどうも述べるわけにはまいりませんか、私自身としては、一番問題は、この問題がどういう点でぶつかるか、国内法に抵触するかという問題をもう少し検討する必要があろうかと思うのです。それから、目的は、戦闘行為のために派遣するのではないということから起こるとすれば、この国内法との抵触の問題について何か道があるかどうか。もう少し私自身も検討はしていきたいと思っております。
佐多さんと少しニュアンスの違いがありますが、いずれにせよ、私どもは、たとえば憲法並びに国内法に抵触しないということが一番重大な問題。それに抵触するということになりますと、たとえ目的がよくても、これはやはり国民の間に大きな疑念を起こすし、将来またそのために別な問題について悪例を残すことにもなろうかと思うのです。その点は政府でも十分検討をして、この問題が実際に国連の安保理事会等で提起された場合には、国民に十分に納得のできるような政府の態度を示していただきたい。
次に、例のアカバ湾の航行の問題ですが、これは日本にとりましても、やはり単にイスラエルとの貿易の問題だけではなくて、今後起こるであろうそういう問題について原則的な意味を持っておるので、この問題についても、その解決について日本側としては十分な考慮を払っていただきたいと思うのです。それと同時に、この問題が、御承知のように、今後もアラブ諸国と日本の関係に及ぼす影響も重大でありますので、したがって、両方考えていくということはたいへんむずかしい問題でありましょうが、しかし、現在の戦況からいうと、国際的な解決はでき得る可能性も現実に出てくる、こういうふうに考えられるので、そこいらでひとつ、日本政府としても、原則的な問題は貫かれるような方法、しかも
中近東における戦闘が始まりまして、このことは世界の平和にとりまして非常に危険な問題でございます。一日も早くこの戦闘が停止されなければならないというのは世界の大多数の国の願いであり、またその努力がなされ始めているわけでございます。 ところで、いまこの状況を見ておりますというと、いずれが先に手を出したかは別といたしまして、その戦闘は各方面においてかなり熾烈になってまいりまして、また爆撃等が相互に行なわれだしまして、そうして、イスラエル側に立つといいますか、イスラエルに同情を寄せている英米の艦隊は、すでに地中海、紅海におきましてある種の行動を起こしております。またソ連の艦隊は、ダーダネルス、ボスポラス海峡を通りまして、すでに地中海に入
現在、いわゆる四大国が舞台裏でもっていろいろな話し合いをする努力をしておるようでございます。しかしながら、この四大国の話し合いだけで私はこの問題が急速に片づくとは思わない。現在、英米とソ連とは、ともに戦争の拡大を好まない立場にはあるけれども、やはりいろいろと立場の相違もありまして、それを一致させることはなかなか困難である。また、フランスは中立的な立場にありますけれども、フランスが、両陣営と申しますか、両側に対する圧力というものもそれほど大きいとは思われないのであります。そういたしますと、やはり世界世論というもの、世界の圧倒的な多数の国々がやはり大きな圧力を加えて、そうして四大国の間に見解の一致をさせるようにし、さらにそれがアラブ側並
日本としては、イスラエルとも、それからアラブ連合その他のアラブ諸国との間にも外交関係を持っております。おそらく両側の大使からそれぞれの国の立場も説明があったと思います。また、日本がどういう立場をとるかということについても、おそらく向こう側から聞かれたことと思うのでありますが、この両陣営の国に対する日本側の立場は、すでに説明されたのでしょうか。
いま戦闘が始まったので、いままでとられてきたいろいろな方策というようなものは一時中絶をしたわけでございます。たとえばアカバ湾の航行につきまして、米英におきましては、大きな海運国に対して働きかけて、アカバ湾航行の自由宣言をするというような案がありました。そして、日本も大きな海運国の一つでありまして、当然米英のほうから何らか働きかけがあったと思うのです。しかしながら、これらはいますぐ問題にはなりませんけれども、しかし、これに対しまして、たとえば日本がこの米英案に加わるというようなことになりますというと、これはアラブ連合をはじめ他のアラブ諸国からはイスラエルに加担したものととられるおそれも出てくるわけであります。こういうような問題について
このアカバ湾の航行の問題は、直接日本にも関係のある問題だと思うのです。と申しますのは、日本とイスラエルの間に貿易が行なわれておりまして、日本からイスラエルに行く船がアカバ湾を入りまして、そしてエイラートの港に行っておるわけであります。現在その航行は非常にむずかしい状態になってきたと思うのでありますが、これは日本にとりましては重大な、原則的に非常に重大な問題であると同時に、実際的にも現在戦争に巻き込まれる地帯にあるわけでありますから、その航行は危険であり、また、場合によれば停止されなければならぬ問題であるわけであります。現在エイラートに日本の船がいるのかどうか。それからまた、イスラエル向けの船は、日本船はすでに航行を停止しておるのかど
それから、向こうへ行く船もない、あるいはまた、途中にある船もないわけですか。
それから次に予想されるのは、たとえばスエズ運河を通ってハイファの港に入る日本船ですね、こういうものについて、スエズ運河の通行を禁止される、あるいは停止されるおそれがあるし、また、そういうことも起こり得ると思うのですが、その点についてはどういう措置をとられていますか。
いまの状況がさらに拡大していくというと、スエズ運河の航行がとめられるという事態が起こりかねないと思うのでございます。これは日本の貿易——中近東、ヨーロッパあるいは北アフリカに対する貿易にとりましても非常な打撃になることであります。当然スエズ運河の航行が行なわれるように日本側としてもアラブ連合側に働きかけるべきであると思いますが、こういうような措置はとられておりますか。
次に、こういうようにイスラエル並びにアラブ諸国との間の戦闘が拡大されてきますと、やはり両国にその戦闘を中止させるための圧力として、両側の国からそれぞれの国に対して武器等を供給することを中止すると申しますか、そういうような案が出てくるだろうと思うのであります。アメリカ側ではすでにそれを提案しだしているようでありますけれども、当然そういうような措置もとられてくる。しかし、この武器といいましても、直接戦闘に役に立つ武器以外にそれぞれの国のいわば戦力の培養になるような物資もあるわけでありまして、これらのものまで含まれてくるということになりますというと、これは日本にとりましてもやはり相当影響もあろうかと思います。また同時に、そういう措置がとら
その直接の武器はもちろん日本から送ってもいないし、また、そんなことはない、これからもないと思うのでありますけれども、いわゆる間接的に戦力の培養になるようなものというと、これは非常に広いわけであります。そういうものについて相手側からの指摘があり、そしてそれによってまた片方で対抗措置をとるということになってまいりますと、ただ直接的な武器でなくて、そういうものまで含めるということになると、これはまた将来影響も出てこようかと思うのであります。特に私どもがおそれるのは、そういう場合に、アラブ諸国の結束によって石油の供給が停止されるような事態が起こるのではないかということですが、その点について、まあ、一面においてはかなり楽観的な意見がある。別に
石油の供給については、大体政府は心配ないというお考えですか。
イスラエル、アラブ連合その他の国々に日本人の滞在しておる者はありますが、それらがやはり戦争の危険を受けなければならぬような事態にもあるわけです。特にそれぞれの首都に対して空襲が行なわれておるというような状況は、やはりそれぞれの国におります日本人が非常に危険だ。これに対しては、至急引き揚げなり何なりの措置が講ぜられなければならないわけでありますが、それらの措置はすでに命令をされておるかどうか。
イスラエルの場合は非常に出にくいわけでありますが、これはやはりアテネに集結さすという方針ですか。
日本から特別機を出す場合に、中近東のアラブ諸国の上空を通るわけですが、これは現在の戦闘状況からいって必ずしも危険ではないというふうにお考えですか、大体通れるとお考えですか。 それから、日本とヨーロッパとの間の南回りの定期航空便は、カイロに寄らないで、直接カラチその他からベイルートあるいはアテネというふうに行けば危険なしに行ける、そういうふうにお考えですか。
またもとの問題に戻りまして、日本側のなす役割りですが、もちろん四大国のような大きな役割りは演ぜられないと思うけれども、国際的世論を高めていく上での一つの役割りはできると思う。特に安保理事会ですね。これは日本も非常任理事国として安保理事会に加わっているわけでありますが、したがって、安保理事会の段階において何らかの活動ができるというふうに考えるけれども、安保理事会は、いまのところなかなか五大国の意見の一致も見られそうもないので、問題はむずかしいわけでありますけれども、日本側として、たとえばアメリカ側に対して、あるいはソ連側に対して、日本側として考えておる提案、単に厳正中立を維持するとか、戦闘をすみやかに中止して平和的解決をもたらすという
日本政府としては、この中近東のこういう情勢がさらに悪化してくるということが、アジアにおける最大の紛争であるベトナム問題、これにどういう影響を与えるか、これどういうふうにお考えになっておりますか。これは、私は相当大きな影響がある。また、このために、ベトナム戦争があるために向こうでああいう事態が起こったとも考えられる。また、ああいう事態が起こったことによってベトナム戦争の解決が非常にむずかしくなったというふうにも考えられる。決してこの二つの事態は別々のものではない。こういうふうに特に重大に考えられるのですが、この点についての政府の見解はどういうふうにごらんになりますか。
そういうふうになっていけば、私どももたいへんいいと思うのですけれども、しかし、なかなかそう楽観も許されない状況にある。やはり日本政府としても、国際世論の喚起につとめられて、日本自身も、その場合に、積極的に厳正中立の立場をとりつつ、早くこの事態が終息されるように御努力を願いたいと思うのであります。