最後に申します。 専門委員会の報告書を拝見しますと、その「付言」として「大気汚染に関する課題の中には、未だ不確定因子が多数ある。全ての課題は常に新しい研究を必要としており、完成された研究結果はないといっても過言ではない。その意味で我々の持っている知識は、常に暫定的であるともいい得る。」こう述べておられます。 このことは、現在の科学では、人の健康を守るために必要にして十分な科学的知見というものは得られていない。それはクライテリアにしても、指針にしても、環境基準のどれであっても、必要条件を示しているだけにすぎない、私はこういうふうに思うのです。 その立場から考えると、いま環境基準を緩和するための科学的な根拠はまだ乏しいものだ
