一国の運命を託するような安全保障の体制というような重大な問題を他の国と結ぶという場合において、最も必要なことは、両国が真に信頼関係にあるということであります。信頼のない国の間にそういうことをすべきものでないことは言うを待ちません。われわれが、先ほど御質問にありましたように、アメリカとの間に日米安保条約を結ぶという、またこれの改定の新条約を結ぶということは、この両国の基本的な信頼関係を基礎として初めて成り立つのでありまして、今日に日・ソ・中・米、この四カ国の間における不可侵条約をもって安保条約にかえたらいいというような意見がございますけれども、それはこの四カ国の世界的な立場におけるいろいろな論議からみましても、全然意見が対立し、相入れ
