最初に井口次官の言明についてちよつと申し上げておきますが、これは次官談というようなことではなくして、記者団の質問に対して、ごく非公式に常識的な話をしたということであるそうであります。何月ごろどうなろうというようなことを、外務省としてはつきり見解を申し上げたことではないのであります。しかしながら、御承知のように、ダレス特使は再三、講和條約を早く完成するという決意を述べられておるのであります。その方針には私は何らかわりはないものと思います。ただそれが今度のソビエトの出方に対して、どういうことになるかということは、これまた確たる見通しを申し上げる立場にないわけであります。報道によりますと、アメリカ政府は既定方針をかえないで邁進するというよ
