判断の基準は、当然、視聴者が今何を見たいのか、どういうことが問題になっているのかということにやっぱりあります。それを放送する立場からきちんと判断をして、そして、放送事業者の自由な立場でもって決めるのが私は一番いいと思うんです。 この前の選挙の問題は、先生おっしゃるような面もあったかもしれませんけれども、それほど注目をされていた選挙だったと。だから、ある程度の時間を割くのはむしろ当然であったんじゃないかというふうに私は思っています。
判断の基準は、当然、視聴者が今何を見たいのか、どういうことが問題になっているのかということにやっぱりあります。それを放送する立場からきちんと判断をして、そして、放送事業者の自由な立場でもって決めるのが私は一番いいと思うんです。 この前の選挙の問題は、先生おっしゃるような面もあったかもしれませんけれども、それほど注目をされていた選挙だったと。だから、ある程度の時間を割くのはむしろ当然であったんじゃないかというふうに私は思っています。
今の調査はNHKが勝手にあるいはでたらめにやったことではございません。これは、しかるべき調査機関があって、そこで国民のいわゆる購買層のいろんなところに聞きまして、そしてデータを集めたものでございます。したがって、これまでメディアが変わっていくたびにやった調査の実績からすれば、ある程度信頼できるような数字じゃないかと思っています。 もっとも、それには非常に大きな問題がありまして、一つは、内容が視聴者のニーズにこたえる、見ることを非常に欲するというふうなものにならなきゃいけません。中身の問題である。 それから二番目は、受信機が安くなければいけない。幾らよくても何百万というお値段ではだれも買いません。ですから、現在の衛星放送が受か
きょう私がNHKに出勤をしましたら、この倫理委員会というものの総括をやっている酒井という理事がおりますけれども、それが飛んできまして、きょうやりますと。TBSでああいう問題が起こって、これはTBSの問題として見るんじゃなくて、放送をやっている者全体の問題として見なければいけないと思いますと。したがって、早速、倫理に関する委員会を開いてこの問題を徹底的に討議しますと。結果は、齊藤があした出ていくと齊藤君に報告があるわけです。それで、放送総局長がそれを全体に統括をして、そしてどのような形でどういうふうにまとめるか、どこにどういうふうに通達を出すかということを決めますので、実際上非常に有効に動いていると申し上げていいと思います。細かいこと
我々も実はそのことが番頭が痛い問題でありまして、公平負担ということが成り立たない限りは受信料制度というのは非常に危ないものになります。したがって、公平に負担していただくにはどうすればいいかということはいろいろ考えまして、菅野が申し上げましたように、いろんな手だてを講じて、地域スタッフといいますけれども、第一線に立っているスタッフがそれこそ足を棒にして夜となく昼となく訪問して、それで開拓をしている、契約に結びつけているというのが現状なんです。 よくスタッフから言われます。この法律は罰則がないからいけないんだ、罰則をつけてくれ、払わなかったら懲役だとか、そういうふうなことを言ってくれれば払うんだというようなことを言われるんですけれど
今の御指摘は、私どもも何とかそういう方法があったらやろうと思っていることをおっしゃっていただきました。今後も検討させていただきます。 ただ、ぜひ先生方に御理解いただきたいのは、NHKというところは物を売ってもうけるところではないんです。採算が合わなくてもやらなければいけないことはやらなければいけないんです。そして、とにかく国民に情報をお伝えして、そして高い文化性のある番組をつくっていく、私は高い放送文化というふうに言っていますけれども、そういうものをやっぱりやっていく使命があると思うんです。 したがって、採算を度外視してもとは言いませんけれども、採算ベースだけじゃなくて、時にはそういう価値というものを計算の中に入れてやらなけ
今の世界の情勢では、例えば海外で仕事をする場合に、我々が全部行ってやるということはとても考えられません。したがって、海外の基幹放送局と協力体制をつくって、少しでも安いお金でつくりあげるというのが基本的な方針であります。 アトランタは、もちろんABCを初めアメリカの放送局の協力も仰ぎます。それから、私が四月の半ば過ぎに行きますけれども、イギリスのBBCという、これはNHKからいえば公共放送の先輩格ですが、まだ非常に強い制作力を持っておりますので、ここの会長とこの前下打ち合わせをしましたけれども、今度は調印をしてきます。そして、BBCとNHKとのより緊密な協力体制をつくって、そこでいろんな番組をつくっていこう、あるいは報道、情報の交
手短に申し上げます。 放送の欠点というのは一過性ということで、一遍放送するともう再放送を見る機会もなくなってしまう、繰り返しができないということなんですね。それと、新聞みたいに欲しいときに欲しいものを見るということはできません。それにはやっぱり回数を多く、何回でも繰り返してやるということが当然必要になってきまずから、そのことについてはおっしゃるとおり思い切ったことをしたいと思います。 ただ、この番組の編成については、特に郵政大臣がお許しにならなくても私どもが自主的にできますので、これはきちんとやるつもりでございます。
日本放送協会平成八年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、ただいま御承認を賜りまして厚く御礼申し上げます。 本予算を執行するに当たりましては、御審議の過程で種々御開陳いただきました御意見並びに郵政大臣の意見書の御趣旨を十分生かしてまいりたいと考えております。 また、ただいまの附帯決議につきましては、協会経営の根幹をなすものでございますので、これを体しまして執行の万全を期したいと考えている次第でございます。 まことにありがとうございました。
ただいま議題となっております日本放送協会の平成八年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げます。 平成八年度の事業運営に当たりましては、公正な報道と多様で質の高い放送番組の提供に努めるとともに、阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、緊急報道体制の充実及び非常災害対策の強化を図ってまいります。また、新しい放送技術の研究開発などにも積極的に取り組むことといたします。 あわせて、協会の財政が厳しい状況にあることを認識し、経営財源確保のため、受信契約の増加と受信料の確実な収納に努めるとともに、経営全般にわたり一層効率的な業務運営を推進し、視聴者に信頼され、かつ、創造性と活力にあふれた公共放送を実現してまいる所存でありま
ただいまの御指摘の住専問題に限って申し上げますと、NHKとしては、こういうふうに国論を二分したような意見の分かれる問題については、放送法の規定に基づきましてその幾つかの意見をわかりやすく視聴者に御提示申し上げる。そして、視聴者の御意見を決めるときにお役に立つようなそういう放送をしようということを考えております。 少なくとも、この問題は決して情緒的にはしない。例えば、何かの意見をあおるようなとか、それからそのことを大変おもしろがってやるようなとか、そういう態度は一切しないということを前提にして放送のスタートをいたしました。これまでもその基本的な精神はいささかも揺らいでいないと思いますけれども、実際にこの住専問題が起こってからは、N
先生おっしゃったように、これから非常にメディアが変わっていくと思います。特に、インターネットを初めとする国際化の進展というのは実に目まぐるしく進展していくであろうと思っております。それから、多様化というものと細分化、あるいは個人別と言ってもいいぐらいの非常に幅広い範囲にわたって技術が進歩する、それからメディアのそれを扱うやり方が変わっていくというふうに思っております。 この中で、NHKのような公共放送がどう生きるかというのは非常に大きな問題でございますが、私はその前に、放送とは何であるかというところから実はスタートしたいと思っておりまして、そういう放送と通信が融合するような時代が来ましても、放送が持つ意味、意義というものはちっと
まず、災害放送、緊急報道というものについて申し上げます。 確かに阪神・淡路大震災では一応の仕事を私どもはしたと思っておりますけれども、省みまして、幾つも足らなかった点がございます。それは設備の点もあり、いわゆるマニュアルといいますか動き方の問題もあり、それから問題点の指摘、今後の災害にどう備えるかといった点等々について、もっともっとこれは長期的な計画を立ててやらなければいけないと思っておりまして、この平成八年度の中にもそういう仕事をまず第一に取り上げた次第でございます。 ですから、例えば建物の補強をするとか機材を設備するとかいうことのほかに、マニュアルの更新だとか、それから報道に当たってどういう点を重点的にやるのか、将来的な
私の任期は来年の七月に参りますけれども、とにかく現在を一生懸命やるということしか考えておりませんので、そのことについては今は触れません。 ただ、NHKが未来永劫に踏むべき道というのは決まっていると思います。それは公共性であります。いわゆる商業的に放送をするというのではなくて、あくまでも国民、視聴者というものが今必要とすることをお伝えをする、そういうことがまず基本にならなければいけないと思っております。 ただ、世の中が非常に複雑になってまいりましたので、一方では技術の発展に伴って非常に多様な放送が行われることは、これは事実そのとおりになるだろうと思います。その中でNHKが公共放送の意味とか意義とかいうものをきちんと踏まえて存在
八年度は現在のままでいくということは既に予算でお願いいたしました。九年度も現在のところ、全く値上げをする必要はないと思っています。 十年以降につきましては、現在の例えば経済情勢がどうなるのか、あるいはメディアの占めるべき位置がどうなるのか、そして何をどう放送しなければいけないのかという内容の問題、それから技術の進歩等々に絡んで幾つかの予期できない要素がまだあります。したがって、十年以降については、これも値上げをしないで済むような努力をしていくという覚悟でおります。 その後につきましては、できるだけ効率的に、御迷惑をかけないような運営をすることを前提にしてまいりますが、もしも、どうしても仕事のあり方と御負担のあり方が、多少ふや
二十四時間放送につきましては、これは、私が今から二年前に会長に再任をされたときに打ち出しました。 その理由は、もちろん阪神・淡路大震災は起こっていなかったのですけれども、これからの時代に、ラジオがあるから安心だという形にはどうもならないのじゃないか。テレビがここまで普及しできますと、夜中に例えば何かが起こったとしても、被災地そのものはもちろん電源が切れてだめかもしれないけれども、全国のそれ以外の土地ではきちんとテレビが見られる状態というのがやはりあるべきではないか。夜中にスイッチを入れても、しゃあしゃあと音がするだけで全く何にも映っていないというテレビでは、いわゆる安心できるテレビではないのじゃないかというふうに思いまして、総合
ハイビジョンについては、おっしゃるとおりの面が確かにあると思います。そこまで目の色を変えてやらなくてもいいのじゃないか、ゆっくりやればいいじゃないか、あるいはやらなくてもいいのじゃないかという御意見まで私は拝聴しました。 ただ、放送をやっている立場からいいますと、例えば初期はラジオだけ、それから白黒テレビになって、白黒がカラーテレビになって、そして現在の形に至っているわけですね。ところが、視聴者の目というのは、あるいは耳というのはどんどん年とともに進歩していくわけでありまして、より深い味わいのある画面を、より豊かな音声をというふうにどうしてもなっていきます。それにおこたえすることも放送事業者としては当然すべき努力であろうというふ
これは一般的には申し上げられないのかもしれませんけれども、笑いというのは権威に対するからかいとか、反逆とかいうふうなものがあった、あるいは風刺みたいなものがあって成立をしたところがあったのではないかと思うのです。ところが、最近非常に憂慮すべきことは、弱者に対する、それこそいじめを材料にして笑いの種にするというふうなことが往々にして見受けられるようになった、私も同様に憂慮をしております。 NHKは、そのような笑いをとることは一切しないということを前提にして放送しておりますが、これは同じ放送事業者として、やはり民間放送もNHKと同様に、そういうことについてやはり配慮をしていただきたいというふうに思います。ただ、余りそのことを前提にし
「大地の子」について御評価いただきまして、本当にうれしゅうございます。あの番組は随分いろいろな経緯があって、紆余曲折を乗り越えて、そしてやっとでき上がった番組でございまして、日中共同制作という基盤の上に立って、両方が持っているいろいろな問題点を出し合いながら、しかしこの問題についてはやはりこのような形で放送しようということを双方のチームが話し合ってここまで来ました。したがって、三回にわたってBSを含めて再放送をやったのですけれども、それが高い高い評価を受けましたので、私も今非常にうれしい気持ちでございます。 この前、山崎豊子さんというこの「大地の子」の作者に会ったのです。そうしたら彼女が、川口さん、私は小説の作家として幾つかテレ
これは日中共同制作でございまして、中国側からも中央電視台の李さんという、李清水という方ですが、チーフプロデューサーとして入っておりまして、その方がこの前日本に来ましたので私も同じようなことを申し上げました。これだけ日本の視聴者に対して大きな感動、感銘を与えた番組だから、中国もできるだけ早く放送なさってはいかがですか、そうしてくださいというふうに申し上げました。李さんは、日本と同じような形ではいきません、例えば文化大革命の描写みたいなところについては多少カットする必要があるかなというふうなことを言っていましたけれども、基本的には非常に有意義なドラマになったので、私どももきちんと放送することにしたい、このようにおっしゃっておりました。
遠い先のことを言うのは、非常に見通しができないところがありますので勘弁していただいて、当面の問題点について申し上げます。 平成八年度の予算で四十八億の赤字という予算を出しました。これは、当初赤字予算にしまいということを前提にして私どもは予算編成に当たりました。ところが、どうしてもこの年度の中でやらなければいけないことが、大きなことが二つございました。一つは、阪神・淡路大震災の結果、いわゆる災害対策、そのための機器だとか、あるいは建物だとか、そういうものの建設費を使わなければいけないということ。さらに、災害放送のためにいろいろな対応策を講じなければいけないということが当然起こってまいりました。それを考えますと、やはり必要なものは必