これは基本的な問題で、若干意見も違うところがあるかもわかりませんけれども、確かに昨年十月以降、石油の問題あるいはもっとさかのぼれば昨年の二月あたりから非常に食糧問題が危機的な状態の中で大幅に上昇するという事態が起こりました。もちろんこれは国際的な問題であることは間違いありません。しかし石油や食糧は、それ自体インフレというものではないと私は思っているわけですね。急激に加速的に上がってきた、そういう傾向はありましたけれども、それはやはり一回限りのものであって、経済基調にインフレというものがあれば、それがインフレをさらに激圧さしていく契機となるということはあるだろうと思うのですね。ただ根本に、私はインフレ傾向があるということ自身が非常に大
