そうすると、データは古いのですが、所得税の負担分布を戦前の昭和十年と戦後を比較したデータによりますと、昭和十年の所得階層を昭和三十七年に換算して直してみますと、戦前は一千万円以上の高額所得が五〇%、戦後は百万円以下の人が五〇%くらい負担しておるというふうになっておるわけですが、また、一面社会保障の面から見ましても、諸外国に比べて非常に低い。というのは、国民生産に対する社会保障の率というものが外国では大体一三%から一五%、ところがわが国においては、それは非常に低くて五%内外ではないか、こういうふうにいわれておるわけです。 そういうような関係で、先ほどお答えがあったように、所得が上がってきたからそういう面ではあまり負担がないのではな
