いや、そうじゃないのですね。これは一応中期の財政計画に基づいてそれから逆算して均等に出してきたから、一々の数字が合ったの合わぬのということを私は言うつもりはないのです。総体的に見て、ほかのたとえば五十二年度での歳入はぴたりと今度の予算と合っているわけです、あるいは「国債費」も合っている、「公共投資」、「振替支出」も大体合っています。大きく狂ったのは「税収」だけなんです。それはなぜ狂ったかというと、これは高度経済成長のときのように租税弾性値が一・七あるいは一・六で伸びるという過程でしか組みようがない試算だったからなんですよ。そうじゃなかったら、これは五十五年までに大増税しなければならないことになってしまいますね。そうじゃないのだったな
