軍隊を例にとっては変だけれども、元来行政組織というものを、指揮命令の階級的な区別と生活費を基準とする給料とをかたく結びつけるところにこの行き詰まりがきていると思うんですよ。中国の例をとるとみんな変な顔をするけれども、中国の軍隊というのは肩章も何もない。それでみんな給料は同じで、指揮命令をするときは厳格にぴちっと指揮命令系統はきまるんですね。つまりこれは民主的な組織、アメリカでも何でも、市民の組織から公務員が組織されたところでは、市民社会では大体そういうあれが残っているんですね、そういう気持ちが。そういう慣例があるのです。ところが日本の場合には非常にがんこな形で生活と階級的なあれが結びついて、それで任命権者がだれかわからないということ
