すなわち弱震程度の振動に苦しんでいる多くの沿線住民に対し、何の補償も救済もしていないことであります。いやしくも国の機関である国鉄が、騒音と振動を出しつ放し、まきっ放しにしている現実を何と心得ているのでありましょうか。このことが理由で、建設中の山陽、成田、東北、上越新幹線の経過地で多くの反対運動が盛り上がり、その建設が暗礁に乗り上げていることは当然であります。延長八十メートルの架道橋に五千万円の巨費を投じて、なお数ホンしか騒音を下げることができない国鉄は、まさに人権無視の巨大な殺人行為を行なっているのであります。しかも北九州市、尼崎市等と協定した補償方式が生きている以上、今後国鉄は、新幹線の騒音、振動対策のために数千億円を必要とするこ
