一九六九年のマルクの危機の際に、ドイツ連銀が先物介入を行いました。その際の経験によりますと、ドイツ連銀は外貨の売り浴びせを食いまして、一ヵ月でこれを放棄したことがございます。その結果市場が非常に混乱したという経験がございます。したがいまして、先生のいまおっしゃいました先物に対して通貨当局が介入するということについては、われわれはそれらの経験からしまして慎重でなければならないのではないか、いたずらに市場の混乱を残すだけではないか。繰り返して申しますように、根本的には輸入をふやすという対策を早急にとっていただきたい、かようにわれわれは考えておる次第でございます。
