いまの答弁の中に、現在の政府の姿勢の一番大きな欠陥があらわれているのです。というのは、いわゆる均衡ということばが使われるのですけれども、その均衡ということは、ある一つのものが常識的な線にいっておる。また、常識的な線に持っていこうという姿勢が前にあって、それから出てくる均衡論でなければおかしいと思うのです。とにかくこういう制度があるから、共済制度として長期、短期の給付をやることになっておるが、しかし、それについては他の国民健康保険なり日雇い健康保険なりというものがある。これがこの程度だからこれよりあまり上回った形のものを出しては困るのだ。そういう形で、他を見てセーブするという姿勢の中からは真の社会保障制度の確立ということは望めないので
