御承知の通り、所得倍増の構想というものができて、そうして今後十年間にわたります輸出、輸入の、これは大体でございますけれども、見込みができて、そうしてそういう物を運んで、日本の所有する船の積み取り率をある程度維持していって、それでもなおかつ海運収入というものは、必ずしも黒字に転換するということはできないのではございますけれども、赤字を大きくいたしませんために、十年後に千三百数十万トンの船腹が必要だというふうなことがここに、机の上の議論ではございますけれども、出たわけでございます。それに対しまして、現在あります外航船からそれに達しますまでには、一方においては、先ほど来お話しがございましたような、日本の船会社の基盤の非常に脆弱であることに
