ええ。
ええ。
日銀総裁に伺いますが、お約束の時間は十一時から十二時までということでございましたので、審議の途中でございますが、せっかくお出まし願ったので、この際御質問いたしたいと思います。 新聞で承知したのですが、きょう日銀総裁が、政府の経済閣僚懇談会ですか、協議会にお出ましになって、金の問題、国際経済は非常にいま混乱動揺しておりますが、そういう問題についてお話をされた。さらに二十九日には、蔵相会議には、大蔵大臣が行かれないで、日銀総裁が出席されるようでございますが、あすこでSDRの問題が出ると思います。総裁として、この金問題を中心として、今後国際経済の問題が、日本の金融政策にも、あるいは財政経済政策にも重大な影響があると思う。この見通しと今
一昨日わが党の羽生委員がこの金問題について質問いたしまして、また岡田委員も関連で質問いたしましたが、政府のこの問題に対する見方が非常に甘い。それでこの金問題に端を発する今後の世界経済情勢の分析についても非常に甘過ぎる、こういう感を抱いております。その第一は何かといえば、金というものに対する認識が私は非常に欠けていると思うのです。特に大蔵大臣なんか、SDRに非常に期待を持っておるようです、金以外の流動性について。これがそもそも間違いなんです。やはり金というものは、なぜこんなに動揺したかといえば、世界の国際通貨は金なんですね、ドルじゃないのです。やはり最後は国際貨幣は金なんです。金にドルが結びついておったから国際通貨であるのですけれども
政府が。
時間ございませんから簡潔に伺っていきたいと思うのですが、この金問題についてはあとでまた政府に伺うことになっておるのですが、昨年来の景気調整政策につきまして、日本銀行は、昨年九月、公定歩合一厘上げましたですね。それから、政府も三千百十二億繰り延べをやったんですよ。その効果が全然なかったのです。基礎収支で十億五千万ドルも大幅な赤字になっておりますね。私は、景気調整政策が間違ったと思うのです。総裁はどう思うか。それが本年になって一月六日に、また一厘上げましたですね。今後また四十三年度予算は、これは抑制型予算じゃないということは御承知のとおりです。むしろかなり四十二年度の繰り延べを入れますと、相当刺激的予算になるわけです。したがって、このま
為替変動ですね、ドルとかポンドの。為替変動に対して、為替リスクがたいへんだから、貿易に非常に障害があるから、それに対して金融政策としてどうするかということなんです。
もう一点だけ総裁に伺いますが、日銀の政保債ですね、この保有高が非常にふえてきているのですね。四十年三月末で千二百九十一億でありましたが、四十二年十二月末では六千五百五億、非常にふえているわけです。これは結局、国債を発行すると一年は買いオペの対象にならない、あるいは貨し出しの担保にならぬから、政保債を買って資金を流して、そして国債を引き受けさせる、こういう操作をやっているのじゃないかと思うんですね。で、だんだん今度は国債の保有高がふえて、最近では——ことしの一月末では四千九百七十五億、五千億近いのです。結局、さて回り回って日銀券になりつつあるのではないか。この点はいかがですか。
それが結局国債の日銀引き−受けに実質的になるんじゃないですか。
結果としてですよ、ごまかしで一はなくて。
いや、羽生さんが関連質問……。
この際、総理からそういう御答弁ございましたが、私は、なぜこの問題を取り上げたかということを明らかにいたしまして、そして一応この問題についてのここで処理をいたしたいと思います。 先ほど私がこの問題を提起するにあたりまして述べましたように、今度の暫定予算はこれで六回目なんです。過去五回の暫定予算は、御承知のように、第一回は昭和二十三年、これは芦田内閣のときですね。占領下で、四、五、六、三カ月組んでおります。これは占領下であります。また、二十四年におきましても、これは芦田内閣が総辞職しまして、吉田内閣の閣僚の親任式がありましたが、政府は三月の本予算の編成を終えましたけれども、年度内に国会での成立が困難だったのですね。そこで、四月十五日
非常に抽象的なお話だったんですが、もう少し具体的にお伺いしたいんですが、一昨日、羽生委員の質問に対して、経済企画庁長官は、今後のドルの問題、これが切り下げられるか切り下げられないかという見通し等、あるいは円の将来の問題についても、非常に楽観的な、まあ強気というんですか、見解を述べられている。新聞では、黄色い金には人類は負けない、人類の英知が金色の金属に負けるようなことはあり得ないと、こういうたいへん高い姿勢の御発言でありました。それだのに、なぜ金に苦しんでいるのですか、いま。金に苦しんで、これが克服できないで弱っている。どうしてそういう強気の楽観的な御見解が出てくるのか。その基本について、これまで——これはあなたの御発言だけじゃない
はっきりしました。そうなんですよ。あなたの言うとおり。いままでいわゆる経済企画庁を中心とするケインジアンの経済の考え方は、いわゆる生産力理論なんですよ。そうでしょう。いわゆるパイ理論というのもそうなんです。生産力さえ高ければ諸矛盾が解決するという、そういう考え方、アメリカの経済力があるから、したがってドルは心配ない、こういう言い方なんです。これが間違いなんですよ。これはソ連の、あなたもよく御存じだと思うツガンバラノフスキーのいわゆる生産力理論。ところが、この国際貨幣の問題、通貨の問題やドルの問題は、アメリカの生産力の問題じゃないのですよ。あなたはそう言っている。国際収支の問題なんです。そこで問題なんですよ。あんなにアメリカが経済力が
それで、大蔵大臣に伺いたいのですが、これから蔵相会議で今後のやはり国際通貨の問題、流動性についても議論が出てくるわけですから、それは日本としても、こういう点については、さっき羽生委員もちょっと言われましたかね、金というものに重点を置いて考えていくのか、それとも、金以外のまあ流動性について考えていくか、こういう話があった。どうも大蔵大臣は、この前の御意見から見ましても、SDR等に相当やはり、金以外の流動性についてどうも私は過大の期待をしているのじゃないかと思う。これについては、御承知のように、一昨年のヘーグで会議がありまして、フランス、EECあたりから強い三つの条件が付せられているでしょう。だから、一応これが成立しても、その運用につい
私は、その金の問題、重要視はいたしますけれども、そればかりではないのです。やっぱり国際収支なんです、問題はね。だから蔵相会議でも、SDRの問題でも、EECあたりは国際収支を非常に重要視しておるのですよ。ことに、今後アメリカが国際収支の改善にほんとうに努力しなければ、あれですね、なかなかみんな拒否権を発動して、これは認めませんよ。だから、そういう意味で私は言っておるのです。生産力だけじゃないのだ。国際収支というものは非常に重要なんだということを私言っておるわけですがね。 そこで、もう一つ、具体的に伺いたいのですが、新聞では、今後の新しい国際経済の変化に対処するために、四十三年度の予算で、公共事業費等で留保を、弾力的に運用するために
四十二年度の繰り延べを四十三年度で使うということは、いつおきめになったのですか。
それは、最近の閣議で確定かなんかしたんですか。
昨年の九月に三千百十二億ですね、あのときにおきめになったんですか、繰り延べ。
これは修正予算をなぜ組まないんですか。それから、まだ四十三年度予算が通らないから言うわけにいかないと言われましたが、新聞では二、三千億留保しないと、予算が大きくなっちゃうですね、繰り延べ分がプラスされますから。それも留保する場合には、繰り延べる場合には修正予算をお出しになるんですか。
それは財政法の何条に基づいておやりになるんですか。