それはむずかしいテークオフ理論を聞こうと思ってやしませんよ。このアジア開発銀行を、われわれがこの法律案を賛成するかしないかについて態度をきめるにあたって、アメリカの低開発国援助政策の基本になっているこのロストウの理論、そしてそのロストウが一体アジアの貧困と無知の原因をどういうところに求めて、どういうところにあると考えて、どういう方法で解除し、これを排除しようとするのか、そこが問題なんです。重要な問題なんです。ですから、そうむずかしい理論を聞こうとしているのじゃないのです。ただ、ロストウは、このアジアの貧困と停滞の原因をどういうふうに理解をしているのか、こういうことなんです。それで、大体日本政府もあまりそれと変わらないということになり
