いや、この長期的ないままでの大きな欠陥は、財政それから民間の資金を含めての総合的な長期計画というものがなかったから、いわゆる昭和三十六年以後高度経済成長段階でめちゃくちゃな施設の拡大競争が起きて、そうして日銀のオーバーローンが行なわれて、そうしていまの設備過剰の問題が起こってきていると思うんですよ。それで、民間の自主調整にまかせておってもできないわけですよね。ですから、大まかな、やはりいままでの大きな欠陥は民間と政府のほうのそれがなかった。政府のほうには一応部分的にはあるわけですね。たとえば道路なり、あるいは治山治水なり、何カ年計画というものがある。それから電通なら何カ年、国鉄なら何カ年というものはあるわけです。あるけれども、部分的
