もとよりさような場合におきましては、アメリカ駐留軍との間に緊密なる連絡をとつてやるのでありまして、日本の自衛隊が直ちにアメリカの指揮下に入るということは考えておりません。そのときの情勢如何によるのでありますが、我々といたしましては、日本の自衛隊は日本の指揮の下に行動をしたい、こう考えております。
もとよりさような場合におきましては、アメリカ駐留軍との間に緊密なる連絡をとつてやるのでありまして、日本の自衛隊が直ちにアメリカの指揮下に入るということは考えておりません。そのときの情勢如何によるのでありますが、我々といたしましては、日本の自衛隊は日本の指揮の下に行動をしたい、こう考えております。
形式的に言えば、さようなことも考えられましようが、一朝有事の際においてはただ軍隊のみを考えていかんと思います。もとより国民感情も考えなければならない。或いは輸送の面も考えなければならない。或いは食糧の問題も考えなければならない。その大きな点から総合して、我々はそういう場合に処すべきであつて、必ずしもアメリカ軍の比重が日本の軍隊より重いだけのことで以て、直ちにアメリカの指揮下に入るということは考えられることではない、こう私は考えます。
私は日本の自主性をどこまでも保つて行きたいと考えております。
さようではありません。
日本の自衛隊が増強するに従つて、それに応じてアメリカのほうの地上部隊をできるだけ早く撤退いたしたいという希望のあることは事実であります。
もとより日本の自衛隊が増強され、現実に働けるようになりますと、それに見合つてアメリカの駐留軍の一部は撤退するということは、私は確実であろうと考えております。
もとよりその意思であります。
御承知の通り募集して応募されて兵舎に入るといつただけでそれは直ちに使い得ないのであります。これは相当の訓練を経た暁においては、必ず我々はそれに見合つてアメリカの駐留軍の一部の引揚を求めるわけであります。
交渉はもうすでに私は進めてよかろうと考えております。その実現の時期については、今直ちにお答えすることはできませんが、これも早急にやるべきであろうと考えております。
それだけ増加する部分についての見合つた部分は、アメリカの駐留軍は引揚げられるべきであろうと考えております。
御承知の通り、海上自衛隊、航空自衛隊これを充実させるのには、なかなか経費と日数がかかると私は考えております。従いまして、差当りの間は、どうしてもアメリカの空軍、海軍の力に待たざるを得ないと考えております。
現在の状況においては止むを得ないと考えております。
バランスのとれた方式を取るということは、これは理想であります。そうありたいものと考えております。併し先刻申上げました通り海上、航空ということについては、なかなか時間もかかり、経費もかかるのでありますから、只今のところでは、早急にバランスのとれた三軍方式というものは不可能であろうと考えております。
全然あなたの今の仰せになつたことは私は否定的の回答を申上げたい。アメリカが日本の地上部隊をほかに転用してアジアに日本の自衛隊をどつかに用いるという考え方は私はしていないと思う。又我々といたしましても、自衛隊法によつて極めて明瞭に規定してあるごとく、我が国は不当な外国の侵略に対してこれを防衛することを任務とする自衛隊を作らせるわけであります。ただただ我が国の安全と独立を護るための部隊であります。これがアジアのために使われるというような考え方は毛頭持つていないのであります。勿論アメリカといたしましても、私はさような考えは持つていないと、こう了承しております。
先刻お答えいたしました通り、日本の自衛隊の任務は、はつきり自衛隊法において謳われておるのであります。我が国の安全と平和を守るために、外国からの不当侵略に対して防衛することを任務としてあります。それを外国へ向けて派遣するなどということは考えておりません。従いまして将来憲法でも改正され、或いは自衛隊法でも改正された場合には、いざ知りません。私はこの自衛隊法を以て現段階においては最善なるものと考えておるのであります。さようなことは、派兵なんということは毛頭も考えておりません。又太平洋防衛同盟なんというようなことについて将来どうあるか。それは私は内容等については毫も関知するところではございませんが、さような場合に参加すべきかどうかということ
そういう段階になつて来ますると、国家の大局から考えて決意をすべきものであろうと考えております。まだ内容もわからず、何も存知しないときにおいて、私はそういうことについて意見を述ぶべきものではないと、こう考えております。
そういう場合に至りますると、これは国家の利益を十分に最高度にこれを考えて私は対処すべきものであろうと考えております。いわゆるそのときに当れば各方面からの検討をして、これに入ることが国家にとつて利益であるかどうかという観点から、参加の可否を決定すべきものであつて、今その内容もわからんうちに、私は意見を述べることは困難であることは御承知の通りであります。
もとより派兵の問題を生ずるようなことがあれば、この自衛隊法を改正することを要すると私は考えております。
軍事行動ですか。
無論「必要な共同措置」ということのうちには、自衛隊の出動も包含されることは当然であろうと考えます。併し自衛隊が出動する場合におきましては、自衛隊法七十二条によつて、出動命令を出さなければできないのであります。その前には国会の承認を得るということが建前になつております。