内閣総理大臣の指揮命令、それに対してはいわゆる内閣の長たる総理大臣が閣議にすべて諮るべきものであろうと考えます。しかも軍事行動、いわゆる防衛出動等については、原則としてすべて国会の承認を得るということで、国会に大きな役割を持たせておるわけであります。これは民主主義国家においては当然であろうと考えます。しこうして内閣総理大臣の指揮命令を受けて防衛庁長官が部隊を指揮する、その防衛庁長官に対して補助的役割をなすのはいわゆる内局と幕僚長であります。この両々が相まつて長官を補佐する、こういうことになつておりますから、総理大臣の権限がいかにも大きいという非難は私は当らぬと考えております。
