不正な点があれば、新しい総監の手によつてこれを処置いたしたい。その通りであります。
不正な点があれば、新しい総監の手によつてこれを処置いたしたい。その通りであります。
私への今までの報告、その他本人との会見において、吉田総監には不正な点がないと今は考えております。
部隊長は、まさに池野であろうと思います。
吉田総監の辞任は私が強要したわけじやありません。本人の意思に基いて辞表を提出され、それを私が受理したのであります。池野の問題について、責任がそこまで及ぶかどうかということについては、まだ検討中であります。
それは本人の意思によることでありましようが、むろん監督上の責任は、自分は考えておることと考えております。しかし辞表を出すほどのことであるかどうかということについては、これは相当考慮に値するものであろうと、私はこう考えております。
保安庁の機構の改革についても、私は考えないではありません。ただいませつかく検討いたしております。さような点についても、将来考慮いたしたいと考えております。ただこの際一言申し上げたいのは、万一不正なことがありますれば、これは公正なる司直の手によつて判断されるべきが当然であろうと考える。またそうならなければならぬと考えております。そうして万事公正に処置をして行きたいと考えております。しかし吉田総監のことにつきましては、ただいまわれわれの機構その他から収集した材料によりますと、個人については不正な点はないと考えておる次第であります。しかし将来万一不正な点が発見されるようなことがありますれば、これは公正なる司直の手によつて裁断を願いたい、こ
これは後任の筒井総監がまだ着任いたしておりません。その意見も十分くみとりまして、この事件をどう処置すべきかということについて最後の断を下したいと考えます。
筒井君はきわめて厳直な人であると私は認めております。そこで筒井君を煩わして、まつたくこういうことに関係のない総監の手において一まずこの事件の輪郭なり何なりなど十分調査させて、そうしてこの結論が出た上において、どうすべきかというふうに処置するのが妥当であると私は考えております。
そうではありません。しかし新任の総監をおいてそういうことをすることは、私は統制上よくないと思います。まず新任の総監によつてこの事件の詳細をよく調べてもらつて、どう処置すべきかということをまず総監の手によつてきめる。その上でわれわれはこれに対する判断をすべきが順序だろうと私は考えております。
そうであります。
私が常に申しておることは、保安隊は国民の信頼を得なければならぬ、これが第一である。信頼を得るについては、かような汚職をまつたく根絶しなければならぬと考えております。そこで、いかにすればこの悪の根源を排除することができるか、これは相当決意をもつてやらなくちやならぬと考えております。しかしそれについては、また相当各方面から検討を加えることを要すると私は考えております。機構の点、人事の点、万般にわたつて十分慎重にこれはとりはからわなければならぬ。そこで、かすに時日をもつてやられんことを私は願いたいのであります。すべてのことは急速に参るものでありません。除々に、しかもなるべく早く、再びさような不正が出ないようにあらゆる面から検討いたしまして
私の今まで見たところによりますと、隊内ではさような大きな事実は認められません。旧軍人から入られた人も多分におりますが、その人たちと、いわゆる文官出身の隊員との間には相当溶け込んで、互いにこの保安隊をよくしようという気分が見受けられるのであります。それはすみずみに行きますとさような点があるかもわかりませんが、大体において双方溶け込んで、しつくりやつているように見受けられるのであります。しかしながらなおよくこれをしつくりやらせることが何よりも必要であろうと私は考えております。機会あるごとに双方の人たちについて、お互いに融和し——それは悪いところはどんどんデイスカツスして改めなくちやいかぬのでありますが、お互いに虚心坦懐に、何らのわだかま
ただいまの御議論ごもつともであります。何といたしましても保安庁においては、先ほど申しましたように、国民の信頼を得ることがまず第一でありますから、その点については十分われわれは考慮して行きたいと考えております。ただ申し上げたいのは、日本人というものはけちな根性を持つておりまして、とかく人を根拠なく批判することがあるのであります。人を傷つけるということが往々にして行われる。これは必ずしも日本ばかりじやございません。アメリカのニクソンもそうであつたのでありますが、さようなことで世の中を迷わせるようなことをやる事実もあるのです。それを国民が十分冷静に判断して行かなければならぬ。ただ新聞に書かれた事実で、それをうのみにして批判するというような
ごもつともであります。今後採用いたしますにあたりましては、十分にその点を考慮いたしたい、こう考えております。
私個人のことを申してまことも相済みませんが、私はもうすでに家庭においても子供は成人いたしまして、老妻と二人きりであります。何を苦しんでこのポストにおるか、自分の一身の安楽を顧みれば、私は隠居していい身分であります。ただ私には耿々一片国を愛するの志は持つております。私は実は犠牲になつているつもりであります。世の中には憎まれ者もいなければならないのであります。いい子になつている者ばかりでは国は治まりません。私はいかなることがあつても、保安隊だけをりつぱに育て上げたい、警備隊またりつぱに育て上げたい、この一念でやつているのであります。かような汚職事件を起しましたことは、まことに私は国民に申訳ないと考えております。しかしかようなことでもつて
今後続々かような事件が発生するかどうか、これは私は今後のことは見通しはわかりませんが、さような事実は多数発生しないものと私は予想しております。この事件につきましては、なお調ぶべきものがあれば十分に取調べて、明白にいたしたいと考えております。今後の処置については私は十分責任を持つて行動いたしたいと思つております。
ただいまの見通しについては、大きな問題は起らないと考えておる。それはすみずみには、大勢の隊員のうちですから多少のことはあるだろうと思いますが、しかし上層部に波及するような問題というものは——それは神ならぬ私ですから、あるかわかりませんが、ないと私は予想しております。そういう万一の場合がありますれば、相当私は自分でやるべきことをいたしたいと考えております。
ただいまお示しになりました松井厚生課長の不祥事件、練馬部隊の不祥事件、まことに遺憾千万で、私は申訳ないと存じております。申すまでもなく私は保安隊、警備隊は人間修行の道場たれという気持でもつて、隊員諸君の自省自粛を常に願つておるのであります。大多数の隊員はよくわれわれの意をくんでくれまして厳粛にやつておるのでありますが、たまたまかような不祥事件を出しまして、国民に対してはもちろんのこと、他の一般隊員に対してもまことに申訳ないと考えております。松井厚生課長の事件につきましては、ただいま公正なる司直の手によつてこれを取調べておるのであります。いずれその全貌は明らかになることと考えております。練馬部隊の事件につきましては、ただいまこれまた部
ただいま申し上げましたように、実際さような不正行為を行つた者については十分の取調べをいたしまして司法処分に付すべきものは付します。これはおそらく検察庁で公正な処分があるものと考えております。そこで氷山の一角云々という新聞記事がありましたが、これがはたして氷山の一角であるかどうか、これについてはわれわれは今後十分の取調べをいたしたいと考えております。しかしただいまのところでは、他に波及することはない見通しを持つておりますが、十分その点については取調べたいと思います。そこでこれを指揮監督すべき者についての責任いかんという御質問でありますが、その点についても、私は十分取調べの上考慮いたしたい、こう考えております。
ただいまお説の通り、精神訓練というようなものは、われわれといたしても重要視しておるのであります。そこで保安隊におきましても、相当数の経験者に来てもらつて、そうしてその方面の事柄について十分検討し、隊員指導の徹底するように、着々機構上やつておる次第であります。どういう人たちに来ていただいてやるかということにつきましても、あらゆる面から考えて適当な人を考慮して、着々その方法について手をつけておる次第でございます。さよう御了承願います。