ただいま総理から申されましたように、独立国家である以上は、みずからの手によつてみずからの国を守ることは当然の建前であるのであります。われわれも一日も早くその目の来らんことをこいねがつております。しかしながら現在のあらゆる情勢から考えましてことに財政的見地から見ますと、日本の今の状態におきましては、とうてい完全なる防衛力を持つことはできないのであります。そこでやむを得ず日本の防衛態勢といたしましては、アメリカの駐留軍によつて直接侵略を防止し、内地の治安については保安隊によつてこれを防備する。両々相まつて日本の防衛の全きを期する次第であります。しこうして保安隊はどこまでも国内の平和と秩序を維持することを任務といたすのでありますが、先日も
