決して国会を馬鹿にしておるわけではありません。当時の経緯は私は知りませんが、とにかく更に八隻を追加して貸してやろうと申しまするので、これはアメリカの好意に応えて使うことが、日本のあらゆる観点から見てこれは妥当だとこういうふうに考えたのであります。
決して国会を馬鹿にしておるわけではありません。当時の経緯は私は知りませんが、とにかく更に八隻を追加して貸してやろうと申しまするので、これはアメリカの好意に応えて使うことが、日本のあらゆる観点から見てこれは妥当だとこういうふうに考えたのであります。
私の聞き及んでおるのは、初めアメリカは十ぱい貸してやるというような話合いから、日本の政府でも十ぱいということになつたようでありますが、併しその後になりまして、アメリカでは更に八はい貸してやろうということになつたので、十八はいを借りるということが現下の情勢においてよかろうという次第であつたのであります。
この前には十ぱいとはつきりその当時の何でなかつたので、少くとも十ぱいということをアメリカに言つておつたのであります。それですからアメリカでは十八はいそれじや貸してやろう。アメリカに対しては少くとも十ぱいと、こういうことであります。
私はその当時の事情は知りませんが、大橋君が恐らくは今年は十ぱいというようなことを申したんじやないでしようか。とにかくまあアメリカから十八隻貸してやろうという意味でありますから、どうぞこれを借受けることに御承諾を願いたいのです。
まさにこの点は外務省を通じて、正式の手続に基いてやつておるのでありまして、吉田首相自身において何しておるのではないということを私は了承しております。
只今木村君の御質問、誠に御尤もだと思います。差当りの点といたしまして、我々は大きな騒擾事件その他叛乱事件は今すぐには起るとは考えておりません。併し各国にも例のあることであります。そういうようなときを予想いたしまして、ふだんから隊員に相当の訓練をすることが必要であるのであります。その意味において各地に分散的に訓練をすべき場所を我々は設定いたしたい、こう考えております。
大体においてそういう大きな演習地を以て訓練するには、いわゆるトラツク或いは特車、平たく申しますれば軽戦車であります。そういうようなものの訓練には是非相当な地域を必要とするのであります。
申上げます。普通の警察は、これ又国内の平和及び秩序の維持に当ることはもとよりであります。併し御承知の通り警察法にも規定されておりまするごとく主として刑事警察であります。被疑者の捜査逮捕というようなことを主としてやるのであります。ところが保安隊におきましては、保安庁法によつて規定されておるごとく、要するに日本の国内の平和と秩序を維持し、人命財産を保護するために、特に必要ある場合これは出動するのであります。警察の力の及ばざる大きな事態が生じた場合に、これは初めて出動するのであります。そこにはつきりと区別がされるのであります。
今仰せの通り、もとよりそうであります。警察も国内の治安を維持することを主とした目的としております。保安隊においてもそうであります。併しそこに警察力を以てすることは到底及ばざる事態が生じた場合に初めて保安隊が出動するということは保安庁法六十一条或いは六十四条でありますか、これを御覧下されば極めて明瞭であります。その使命はおのずから異なつておるのであります。
仰せの通りもとよりそうであります。ただ今申上げまする通り、警察は日常のいわゆる刑事事犯、主として国内の治安及び人命財産を保護することを主たる目的としておるのであります。保安隊はしばしば申上げます通り、警察力を以てしては到底それを制禦することのできないような大きな事態のときに発動するのであります。おのずからそこに持つべき武器の性質も異なつて来るのであります。
そうであります。
只今申上げました通り、警察力を以てしては到底制圧することができないような大きな非常事態に備えるために保安隊が出動するのであります。この間において所持すべき武器はおのずから差異があるのであります。
これは木村君も最近の国際情勢なんかを十分御承知の通りと思うのであります。普通の内地の治安を維持するためには今の警察力を以つても或いは十分と言えるかも知れません。御承知の通り外国の教唆扇動によつて何どき大きな事態が生ずるかわかりません。朝鮮事変のごとき或いはスペインにおいても、各国においていろいろ例があるのであります。我々といたしましては万一の事態を予想いたしまして国民の不安を一掃する、又将来さような事態があつたときに対処するために平素から措置をとることは当然のことと考えております。
私の申したのはさようではありません。必ずしも外国から侵入したことを予想しておるのではありません。外国のいわゆる教唆扇動によりまして内地において大きな騒擾事件或いは叛乱事件が生じた場合がないとも考えられません。我々はさような場合を予想してこれに対処する必要があると考えます。
私はさようには考えておりません。外国の軍人が不法に侵入して来るということもありましようし、そういう場合を考えていないのです。この武器の輸送ということは、ひそかにやられるのであります。これは、御承知の通り、日本の海岸線は八千カイリくらいあります。而も私は常に言つているのでありますが、終戦以来この海岸線は空白状態になつているのです。戦前、戦時中におきましては二百五十隻乃至二百隻の艦艇を以てこの海岸を警備しておるのであります。現在においては全く空白状態になつております。たくさんの密輸入がないとも限らない。これは私はそういう場合を考えてみますると、相当日本も私は考えなくちやならんときじやないか、こう考えておる次第でございます。
私は詳細なことはわかりませんが、増原長官が言えばそれは真実であろうと思います。併しながら、今の開拓農地との関係、私は農地も大事にしなくちやなりません。農民に不便をかけては相済まんと考えております。それらの点につきましては、できるだけ農地を使用しないように迷惑をかけないように、一つ処置して行きたいと、こういう方針で私は考えております。
この性格につきましては、アメリカの八十二議会、本年の七月八日であります、特別のアクトであります。大統領が承認されて、これを一つの契約として締結したものであります。保安隊の用いておりまする武器もアメリカでは国会の承認を経てございません。ただ一種の行政命令によつてやつておるのであります。実際の取扱といたしましては、各駐屯地に駐在する極東軍のほかにおいて、これから保安隊のほうで臨時に借入れておるという形をとつておるのであります。アメリカのほうでも別にこれを契約化するというような意思はないのであります。而もこれは無償で貸してもらつておるのであります。我々としては保安庁法の第六条四号の調達行為として便宜これを借入れておるという次第であります。
今申上げましたように、アメリカのほうでもこれを一つの行政命令でやつておつて、契約とすることを別に希望いたしておりません。且つこれは無償でありますると同時に、損傷その他の補償の点については何らの条件はないのであります。国家負担行為は伴わないので、これで我々は差支えないと、こう考えておる次第であります。
これは条件は何もついておりません。
御承知の通りこの船舶貸与協定では今度国会で審議されておりますもの、これについては明白に原状において期限が到来したときには返すということになつており、本件の武器につきましては何らの条件はついていないのであります。