暴徒と申しましたのは、暴動を起した者どもということであります。
暴徒と申しましたのは、暴動を起した者どもということであります。
私は一般の大衆とは考えておりません。あれはあらかじめ計画的にやつたものと考えておるのであります。
組織労働者は加わつておりませんと考えております。あれは都学連、並びに一部朝鮮人、一部日雇い労働者と見ておるのであります。
高橋君のことが出ましたが、それは組織労働者のうちの一部の者が参加しておつたかもわかりません。しかし大多数の者は組織労働者でないということを申し上げるのであります。
組織労働者がこの行事を意義あるものとして、平穏裡に各地でやつたということは、事実でございます。東京においても、総評主催のメーデーは無事に終了しておるのであります。この事件は、その無事終了した行事のあとに行われたものであります。しかもその参加した者は、あらかじめ計画的にやつたものと、われわれは見ております。(「資料を見てから言え」。)その資料も、ただいま検察庁において収集中であるのであります。しこうして私は、この事件の事前におきまして、さような行動が行われるということの情報を得ておつたのであります。従いまして、その情報は警視総監のもとに通達して、警視総監がこれに対して対処すべく相当の処置をとつたものであるのであります。
繰返して申し上げます。この事件の勃発したのは、いわゆるメーデーの行事が無事に終了した後に起つたものであります。しかして警察官が発砲したのは、二重橋まで追い詰められて、やむを得ず、あそこで進退きわまつて発砲したものであると、報告を受けておるのであります。その際におきましての警察官に対する暴虐は、実にひどかつたという報告を受けております。これはいわゆるやむを得ない緊急防衛と考えておるのであります。しかして警視総監がこれらを広場に誘導する考えを持つておつたということは、きわめて私は当然のことであろうと思います。その場合において、多数の民衆に迷惑をかけるということは当然でありますから、広場に誘導して、そこで解散させようとしたのは、これに警視
発砲事件は、警察官が二番橋まで追い詰められまして、そして非常な圧迫をこうむつてやむを得ず発砲したのであります。従つてこれは故意に、進んで撃つたのではない。やむを得ず防禦のために撃つたものと思つております。私はもう少し警察官が積極的にやつてよかつたのじやないか、こういうことを言つたのでありますが、あの当時の警察官はきわめて消極的なものがあつたのであります。先刻も申し上げました通り、丸の内警察署においては警察官に拳銃を持たせなかつた。これは一に警察官は積極的にそういうことをやつてはいかぬ。これは消極的の態度をとるためであつたのであります。写真によつても明白なるごとく、一人の警察官に対して、多数の者がこん棒その他を持つて襲撃している事実が
われわれは決してアメリカの手先でも何でもないのであります。つまり日本の治安の維持をいかにして守ろうかということに専念しておるのであります。当時の模様は、あなたが新聞を今差出されましたが、われわれの手元にも無数の写真がとつてあります。しかもその当時についての証言もたくさんあるのであります。当時は二重橋の橋上まで登ろうとした者もあるのであります。あそこで警察官が圧迫されて、やむを得ず発砲したとわれわれは考えております。もしもあなたが警察官に虐殺されたというようなことがあれば、成規の手続でもつて検察庁に告発なされば、検察庁は当然取調べることと思います。
われわれは決して国民、ことに健全なる労働者を弾圧するというような気持は毛頭ありません。今度提出して今御審議願つている破壊活動防止法案は、ひたすら暴力をもつて破壊活動を行わんとする団体を規制するというのみでありまして、決して国民を弾圧する意思は毛頭ありません。また七名の死亡とかいうことはわれわれは聞いていないのであります。
ただいま關君からお答えしたことく、本法案の施行につきましては万全の措置をして、いやしくも濫用のおそれなからしむるようにしたのであります。ことに今お尋ねの治安維持法との関係につきましては、御承知の通り治安維持法は、団体の変革または私有財産制度の否認を目的として、結社組織することを犯罪としたのであります。その目的の要件は明らかに内心の思想に関連しておるものであるので、これが問題になつたのであります。しかるに、この法案におきましては、さような点は毛頭もない。つまり破壊的暴力活動をする団体そのものを規制するのであつて、内心の思想自体にはごうも関與しないのであります。かような点からいたしまして、本法案は、いわゆるかつての治安維持法とはまつたく
ただいまはなはだ失礼ですが、ちよつと聞きとれなかつたのでありますが……。この法案の趣旨とするところは、破壊的暴力行為をやることを目的としてそれを執行し、かつ将来さようなことを繰返す団体を規制することを目的としたのでありまして、正常な労働組合運動とか、あるいはその他団体の活動においては、いささかもこの法案の対象となるべきものでないということを申し上げるのであります。
ただいま吉河局長から答弁した通りでありまして、この趣旨とするところは、不当に制限するようなことがあつてはならぬ。いわゆる濫用を防止するために設けた規定であります。
たびたび申し上げました通り、この法案は日本の治案維持上絶対に心要と確信しているのであります。要するに暴力をもつて内乱を企図したり、あるいは騒擾を企図したり、あるいは殺人を企図したり、汽車を転覆したりする団体を規制し、これにまた個人がかような行為を行うことに対しての罰則規定を設けたのでありまして、われわれは日本の治安維持の上において、必要欠くべからざるものと考えているのであります。
去る五月一日、メーデー当日におきます騒擾事件の概況、被害状況、その後の取締り状態及び背後状態について申し述べたいと存じます。 わが国の独立回復後初めて迎えました去る五月一日メーデーに際しまして、労働者諸君の集会デモ等の諸行事が全国各地において挙行され、その数は五百二十箇所、参加人員百八万人を数えるに至つておりますが、良識ある労働者諸君の自覚のもとに、おおむね無事平穏裡に行事がとり行われたのでございます。ところが、不幸にして東京都内を初め京都その他数箇所におきますところの、メーデー行事に便乘した一部極左的破壊分子の策動によりまして、前例を見ない、きわめて惡質な不祥事件の発生を見たことは、まことに遺憾にたえない次第であります。
折から馬場先門を警備中の約三十名の警官の警戒線をも突破して、遂に皇居前広場になだれ込んだのであります。 そのころ、二重橋前附近においては、すでに警察官約二百五十名が警備しておりましたが、乱入した暴徒は、気勢を上げて、指揮者の号令のもとに、警察官に対し一齊に投石したり、あるいは持つておりましたところのこん棒を振い、竹やりでつつ込む等、寡勢の警察隊に対し執拗な攻撃を繰返し、警察隊側に負傷者続出し、警官の一名は内ぼりに突き落されるという事態に立ち至つたのであります。 そのため、警察隊は後退を余儀なくされ、二重橋前附近に移動をするうち、ようやく警察隊も増強され、約二千五百名となつたのでありますが、他方暴徒はさらにその数を増し、約六千
暴徒側負傷者は推定約二百名、他に暴徒側に死亡者一名を出しているのでありますが、同人は検事の死体検視の際、ズボン右ポケット内に小石十数箇を入れているのを発見したので、騒擾事件現場において暴徒として重要な役割を演じた者と推定されるのであります。なお本件における警察官の発砲は、前述の通り、暴徒の襲撃によつて自己または他人の生命、身体に対する急迫不正の侵害に対する防衛のためなされたものと認められるのであります。次に物的被害につきましては、警察側、オートバイの燒却が一台、米軍側、公用または外人所有自動車焼却が十四台、米軍側、公用または外人所有自動車損壊百一台、警察官所携の拳銃三挺を奪われたのであります。 次に事件の措置について申し上げます
お答えいたします。ただいまの御質問の要旨は、今回の事件について政府はあらかじめ用意すべきじやなかつたか、対策に欠けておつだのじやないかということでありますが、先刻申し上げました通り、ことの事前において、ある種の情報を得ておつたことは事実であります。その情報に基いて警備をしておつたのでありますしかしながら、この事件につきましては、警察官において、できる限り一般民衆を刺激しないようにという意図のもとに、丸の内警察署にたむろしておりました数百人の警察官に対しては、ことごとく拳銃の使用をとりやめさせました。いわゆる拳銃を持たせなかつたのであります。そうして、できる限り平穏にせよということを命令しておつたのであります。そこへ持つて来て、この暴
お答えいたします。 ただいまの御質問は、全部警察関係にかかつておると私は考えております。先刻、中川君から私に御質問があつたのでありますそのときは申し上げなかつたのでありますこの機会に私は申し上げたいど考えております。すなわち、この情報の収集については、特審局、検察庁においてやるのであります。その情報について、いかに、活動するかは、東都においては警視庁がやるのであります。警視庁は、政府とは関係はないのであります。まつたく都の公安委員の命令によつて、これは運営されているのであります。本件におきましても、この情報に基いていかに動くかということは、都の公安委員の腹一つにあるのであります。本件につきましては、もとより、さきに申しました通り
お答えいたします。ただいまの御議論は、いわゆる治安対策の一環として国民の協力を求むべきが至当じやないか、まことにその通りであります政府もまた、国民の協力を求めてこの治安対策を立てたい、こう考えております。ことに破壞活動防止法案のごときは、まつたくこの種の事案に対して最も適切な法案であると私は考えております。警察の問題につきましても、それぞれ対処すべき成案を得て国会の御審議を願いたい、こう考えております。(拍手) 〔国務大臣吉武惠市君登壇〕
ただいま風早君は、警察が———————————と、きわめて不穏当なことを申されました。何がさようなしとがあるか。おそらく風早君の胸のうちに、さような計画でもしておるのではないかと、私は思うのであります(拍手)しかして、警察官が非常な暴行をしたようなことを言いまするが、これは全然逆であります。その当時見ておつた者は、ことごとく痛憤しております。警察官が三名ほりに投げ込まれ、はい上ろうとするのを、土から石を投げたり、あるいは竹ざおでこれをつつついたり、実に残虐無比のことをやつておるのであります。これをしも何と見るか。私は痛憤禁じあたわざるものが癖るのであります。いかに計画的にこの事件が進められたか、またこの事件に使用された武器がどのよう