ただいまの御質疑の要点は、要するに共産党を何がゆえに非合法化しないかということにあると考えております。その御議論は従来からもあるのであります。政府におきましてはこれを愼重研究を続けておつた次第であります。しかしながら終戰後公党として認められておりまする政治団体を解散するというようなことは、国家内外にも重大な影響を及ぼす問題でありまして、政府といたしましてはまだその結論に達していないのであります。従いましてそのような立法をなすことは、ただいま考えていないのであります。政府といたしましては、もつぱら当面の暴力主義的破壞活動に対処して、これを防止することを建前として本案のような立法をいたした次第であります。
