初めの警察手帳のことは私はよく存じないのですが、どういうことなんですか。ちよつと速記を……。
初めの警察手帳のことは私はよく存じないのですが、どういうことなんですか。ちよつと速記を……。
お答えいたします。そういうことは少し私は行過ぎだろうと考えております。将来十分に注意されることに取計らいます。又警察官の年齢の問題の御質問でありますが、これは誠に御尤もと思います。殊にこの学園がその管轄内にあるような警察においては、十分学生の気持を理解し得るような署長が是非とも私は必要だ、こう考えております。相当この点については我々は将来考慮を拂うつもりでおります。
この校庭内と申しましても、区別しなければならない。殊に東大の校庭というものは、殆んど校庭じやない。人の通行を自由に許しておる。普通の学園の校庭と違います。あそこはもう最近は自動車か人か知りませんが、我々の学生時代でも何でも入つた。我々も実は校庭で以て物を盗まれた経験もある、その被害者の一人なんです。自由なんです。ああいう所をそのまま学校の管理者に放任しておけば、どれだけの犯罪が起るかわかりません。現に起つているのであります。そこをはつきり区別しなければならない。普通のそこらの小学校の校庭とは全然違う。あれは交通自由なんであります。あれをそのまま警察の権利を封じて、警察権が及ばんということになれば、何が起るかわからん。これは責任ある私
無論私は……。
犯罪の予防及び捜査に必要なる限度においては、警察官がそれをやるのは当然であると思います。
特別警備班なんということは、私は聞いておりません。
私は全然存じません。よく調べましよう。
そういう特別の警備なんという必要は、私はなかろうかと私えております。普通の警察の職員で以て調べるべきものは調べ、捜査すべきものは捜査し、治安を守るときには治安を守つて行くということでよかろうと思います。
私は前から申上げておる通り、人の思想に立入つたりすることは、これはよくない、将来そういうことは慎しむべきであると申しております。
私は慣習ということを聞いておりませんが、只今まで申上げた通り、さような人の思想に立入つたりするということは、これはよくない。将来において若しも万一さようなことがあるということを仮定いたしますれば、私は断然それはやめさせるべきもの、こう考えております。
外国の依頼を受けて人の身許を調査するということは、講和発効後にあり得ないことであります。併し刑事特別法においてこれは駐留軍の……、治安を確保するというような点に至りますると、日本が独自によつてこれをやるのでありまして、かりそめにも駐留軍の指揮監督によつてやるものではないと私は確信いたしております。
いや考えておりません今までの警察力を以て十分できると私は考えております。
只今委員長からのお求めによりまして、この破壊活動防止法案の我々の考えておるところを申上げます。 このたび我々が計画いたしました破壊活動防止法案は、従来一般に公安保障法或いは特別保安法とも呼ばれておつたものに対しまして再検討を加えると共に、その間朝野各界の意見を尊重いたしまして、試案を進めて最終段階に至つたのであります。そこでこの法案の基本方針を述べて御参考に供したいと思うのであります。 この法案の焦点は専ら団体組織によつて、国家社会の基本的秩序を破壊する暴力主義的活動の取締に置くことを明確としたのであります。第二には言論、集会、結社等の一般的取締法とならないということに特に注意をいたしました。即ち労働組合や報道通信及び各種研
これは如何なる団体でも、今申上げましたように破壊的活動をいたしまして、それが刑法に所定いたしまする、今申上げました騒擾とか或いは殺人、叛乱とかいうようなことを現実に行い、而してなお将来行う危険のあるものに対しては規正をして行きたいと、こう考えておる次第であります。初めから暴力を行使することを目的とするというような団体はあり得ないと、こう考えております。
それは御承知の刑法で規定しておるのは個人の何であります。これは団体活動について重心を置いておるわけでありまして、団体がそういうことをやる……。
それは御承知の通り刑法で内乱や騒擾のときは大勢でやるのは御尤もであります。併しそれは多数個人なんです。団体としてやるわけじやないのですね。それで団体としてやる場合に、その団体をどうするかということなんです。例えばここに仮定論といたしまして団体組織を以てその団体の力によつてこういうことをやろうとした場合には、刑法ではその団体を如何ともすることができない、ただそれに参加した個人だけをやるのに過ぎない、そこで団体そのものをこれでは規定しておる、こういうことなんです。
それは内乱とか、騒擾とか、或いは殺人とかいう殊に刑法で重要視するようなものを対象といたします。
そうです。
それは特審局長から……。
この主たる法案の狙いは、今申しまするように破壊活動をする団体であるのであります。それに附随いたしまして、刑法の罰則を多少補正してやるということが狙いであります。