まず最初、日本の上空の気象の特殊性につきましてのお話がありました。日本側が特にこれについていかなる方法をとつておるかという御質問であつたと存じまするが、中央気象台は各飛行場にそれぞれ駐在員を派遣しております。羽田空港においても気象台の出張所が設けられております。そうしてたとえば日航の第三百一便が発航するという時刻の直前に、たとえば東京、福岡間の空路であるとしますれば、その間の気圧の関係、また雲の関係——雲といいましてもたとえばシー・レベルから何フイートの高さから何フイートの高さまでどういう雲の厚みであり、どういう形態の雲であるというようなことを全部図表に書き入れる。そうしてこの三百一便の機長、いわゆる操縦士に手渡しをすることになつて
