只今申上げました通り、約三十万総トンだけを建造しまするについても、百二億を如何にして造成するかということは今日なお疑問の実情であることを率直に申上げざるを得ないのであります。先刻も申述べました通り、財政資金によつてこれをカバーする方法ができれば極めて好都合でありまするが、併し均衡予算の関係その他又今の一般財政経済の事情から見まして、かなり困難である、楽観を許さないということは率直に認めざるを得ないと思うのであります。一面今日までの債務に対して船主が償却する、償還するものが百八十九億あるのであります。この程度は勿論償却し得ると信じております。併し更に多くを、一旦返したものを更に借りるということ以外に、更にオーバーして銀行から借受けると
